リーグ戦に出始めたのはいつ頃?
R ―― 中学1年の時だよ。
小学生時代は?
R ―― 小学生の時は良かったよ。勉強も好きだったし、学校も楽しかった。でも、リーグ戦、つまりジョヴァニッシミ(年齢カテゴリー13歳〜14歳)の大会に出るようになってから学校にはあまり行かなくなったね。
どうして? サッカーに時間を取られちゃったせいで?
それとも、サッカーのことしか頭になかったの?
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| 小学校1年生時の記念写真。中央上、縮れ毛の少年がロビーである(6歳) |
R ―― サッカーのことしか考えられなかったよ。今でも覚えているけど、練習は週に2回だったんだ。授業が終わるのが午後1時、練習が始まるのが3時だった。通常だと食事に1時間半をかけるんだけど、練習がある時には食事を30分で切り上げて、1時半にはローラーホッケーのリンクでアップを始めてたよ。アップに1時間半もかけていたんだ。そして、3時からチーム練習というスケジュールだった。練習が終わって、まだ明かりがあるようだったら、ミニゲームをやったね。勉強する時間なんて全然なかったよ。
する気もなかったんでは?
R ―― そうだね、その気もなかったね(笑)。
でも、時間は作ろうと思えば作れるものだよ。
R ―― そうかい……でも、時間があっても疲れていたら勉強する気にはならないだろう? サッカー以外のことはすべて後回しだったんだよ。
中学1年の時にチームに入ってプレーし始めたということだけど、それはどこで?
R ―― 地元(カルドーニョ)のチームだよ。ジョヴァニッシミのリーグ戦でプレーしたんだ。その頃から、僕にはサッカー以外は存在しなくなっていたよ。
当時、誰が君の才能を見出したんだい?
R ―― 「この子はやがて……になる」なんて言う人は多いものだよ。僕の周りにも結構いたね。ただ、言うのは簡単なんだよ。結果として、その子が大成しなくても何のお咎めもないからね。「この子はやがて……」という言葉は決まり文句なんだよ。でも、実際にそうなるかどうかは、その子の努力次第なんだ。
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| 聖体拝領式で盛装した8歳のロビー。 現在は仏教徒なので、かなり貴重なショットと言えるだろう |
君のチームの監督はパン屋の主人だったんだよね?
R ―― そう。ジョヴァニッシミのチームの監督は(カルドーニョの)町のパン屋さんだったんだ。素晴らしい人だったよ。練習はとても楽しかった。何せ、ボールを使う練習しかしなかったんだから。ボールと接していればそれで十分という感じだったね。
そのパン屋さんは一晩中パンを作って、昼間は練習場にやってくるわけだ。
R ―― そう。練習場には午後にやってきた。“情熱”がなければできないよね。
(今でも)彼と会うことがあるの?
R ―― もちろんだよ。カルドーニョに住んでいるからね。
まだパンを作っているのかな?
R ―― 作っているよ。
まだ監督をやっているのかい?
R ―― もうやめたよ。結構な歳だからね。
ただ、サッカーへの情熱だけは変わらないみたいだけど。
君のことを誇りにしているだろうね?
R ―― そうだと思うよ。カルドーニョみたいに小さな町ではみんなが僕のことを誇りにしてくれているんだ。家族、仕事、自己犠牲といった生活しかないようなところだからね。彼なんてそのいい例だよ。夜中まで働き、午後を子供たちに捧げてくれていたんだから。
君は中学1年の時にリーグ戦で本格的サッカーをスタートした。君のお兄さんとボールを蹴っていた頃から、そこまでに至る過程はどうだったの?
R ―― イタリアではどこでもそれぞれの年齢ごとのリーグ戦があるんだ。ジョヴァニッシミとかアッリエーヴィ(15〜16歳)とか。僕もその年齢に達した時点で、すぐにチームに登録してもらったよ。すべてがそこから始まるんだ。仲間と同じシャツを身につけた時はすごく感動したよ。それに、スパイクをもらったんだよ。うれしかったな。誰もがもらえるというわけではなかったらね。僕らにとって、スパイクはとても大切な物だったんだ。磨いて、乾かして……手入れは怠らなかったよ。とても楽しかったな。自分の好きなことを思う存分できたんだから。それにゲームの興奮……(サッカーをする)前の日は寝つけないくらい興奮したよ。世界中の子供が同じ心境になると思うんだ。何かに強い興味があり、その本番が近づくにつれて、高まる興奮……。
ちなみに、背番号は?
R ―― いろいろつけたよ。最初の頃は9番をつけていたんだ。その後10番になって、それから7番、11番もあったな。常にアタッカーがつける番号だよ。その後、10番が好きになって、ずっと10番でプレーしているんだ。
子供の時から10番への愛着があったの?
R ―― 番号より、ともかくプロの選手になりたかったんだ。「プロの選手になれる」、「サッカーを通じて人間として成長するんだ」といつも自分自身に言い聞かせていたよ。子供の時からずっとそう思っていた。
カルドーニョのチームでは弟のエディーも一緒にプレーしていたの?
R ―― いや、彼はまだ小さかったよ。彼がサッカーを始めたのは、僕がカルドーニョのチームを出てからさ。
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