セリエAが世界最高のリーグだと思ってる。
だから、セリエAで僕の力をアピールしたいんだ


ハカン、君がこれまでに手にしたタイトルを教えてよ。

ハカン・シュクル(以下H) ―― ガラタサライの一員として、トルコ・リーグで6回優勝、トルコ・カップでは4回優勝した。それにUEFAカップも手に入れた。あの時は、今パルマにいるタファレルとチームメイトだったんだ。

ガラタサライではほとんどのタイトルを手にした男が、イタリアではこれといった成績を残せていない。トリノでもインテルでも、ほとんど出番が回ってこなかった。これは本領を発揮する場を与えられなかったと言うべきなのかな?

H ―― そうだね。出番がなければ力を見せることはできない。それだけのことだよ。

00−01シーズンから所属したインテルでは、通算24試合出場で5ゴール。今シーズンは厳しいポジション争いもあり、一度もピッチに立つことはなかった
今回はなぜパルマを選択したの?

H ―― 外国からも多くのオファーがあったんだけど、僕はイタリアでプレーしたかったんだ。セリエAが世界最高のリーグだと思っているからね。世界最高のリーグで僕の力をアピールしたいんだ。ただ、インテルでだって“ひどいプレー”をしていたわけじゃない。移籍を考えたのは、インテルの環境が厳しいということさ。そう、ポジション争いが熾烈だということ。ロナウド、ヴィエリ、レコーバ、カロンといった選手たちとポジションを争わなくてはならない。これは簡単なことじゃないよ。そんな時に、いいタイミングでパルマからの話があったんだ。

パルマでもFWのポジション争いはあるはずだよ。

H ―― 当然さ。でも、すべてを出し切って競争に勝つつもりだよ。それに、パルマはまだUEFAカップ、コッパ・イタリアで勝ち残っている(1月22日現在)。選手はいくらいても足りないはずだ。チームの全員に出場チャンスがあると思っているよ。


今シーズンのパルマは、セリエAに昇格して以来、最悪のシーズンを送っている。これまでスクデット争いをしていたチームが、セリエA残留争いに加わっているんだからね。そんな最悪のパルマに入ることに抵抗はなかったの?

H ―― そんなものあるはずないさ。確かに、僕は常に優勝争いをしているチームでプレーしてきた。だから、チームが置かれた状況をきちんと把握して、その上でチームに加入する必要があるかもしれない。でも、僕は準備万端さ。それに、自分の力でチームを引き上げることができたら最高だろう?高い目標を持って戦っていた頃のパルマに戻すことができたら、それこそ最高の気分になれるだろうね。それと、今の順位がパルマのチーム力を示しているとは思えないんだ。パルマがこれほどまでに勝てないのは本当に不思議なことだよ。昨シーズンのパルマは素晴らしいチームだったからね。もちろん、今からでも当時のチームに戻れるはずさ。

君のパルマ入団発表に先立って行われたコッパ・イタリアのウディネーゼ戦で、パルマは0−0と引き分けた。準決勝進出は決めたけれど、ゲーム内容はとてもさみしいものだった。君が考えているほど今のパルマは強くないのかもしれないよ。

H ―― いや、それは違うな。あの試合は、戦術的には正しいゲームをしたと言うべきだよ。準決勝に進むためにはどうすべきかということを考えれば、自ずと方法論は決まってくる。要するに、パルマにとっては0−0で十分だったということさ。それでも、前半は準決勝進出を確実にするために点を取ろうとしていた。ディ・ヴァイオにしても、ミロシェヴィッチにしても、積極的にゴールを狙っていた。ただ、結果としてゴールを奪えなかっただけなんだ。だからといって、後半にリスクを冒してまで攻め込む必要はないのさ。それに、あの日のウディネーゼは主力を欠いていた。あの顔ぶれだと、ウディネーゼの攻撃は“堅い守りからのカウンター”という戦術しか取れなかったはずだよ。そんなチームを相手に強引な攻撃を仕掛けるのは危険すぎる。パルマは冷静に戦い、確実に準決勝進出を手にしたと言うべきだろう。

偶然にも、古巣インテルとの一戦でパルマデビューを果たしたハカン。後半途中からピッチに立ったものの、流れを変えられずに完敗を喫した。チームにフィットするのにはもう少し時間が必要か
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