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E ―― もちろん、僕がW杯に出場できたとしたらキエーヴォのおかげだよ。ブラジルでもキエーヴォのことは話題になってる。ブラジルに里帰りすると、みんなからスター扱いさ。リオ・ボニート出身で海外で活躍している人間なんて、僕くらいだからね。でも、僕が今の活躍をローマやミランといったビッグクラブで達成していたとしたら、セレソン入りの確率はもっと現実的だったかもしれないけど。 なるほど、海の向こうでもキエーヴォのことが話題になってるなんてすごいことだよね。 E ―― 今、キエーヴォのことを話題にしていないところなんてないんじゃない?故郷のみんなからユニフォームをせがまれちゃって大変なんだよ。今度、国に戻る時は箱詰めにして多量のシャツを持ち帰らないと(笑)。 今シーズンのスクデット獲得の可能性は? E ―― 僕はみんなが考えているより、もう少し現実的だよ。UEFAカップの出場権を獲得できれば十分だと思ってる。 キエーヴォの“シンデレラ・ストーリー”の秘密はなんだろう? E ―― みんなすごく仲がいいことさ。強さの秘訣は、家族みたいに一致団結したチームということ。お父さん役は、DFのダンジェロだね。彼は僕が10歳の頃から、キエーヴォでプレーしている選手なんだ。本当にすごいことだよね。それから、今のキエーヴォの魅力は、女性や子供たちもスタジアムに足を運んでいるということ。これも僕らの大きな功績だと思うんだ。キエーヴォには家族的で平和な雰囲気があふれてる。そういうチームを作った僕らは、イタリアサッカー界に大きな功績を残したと言えるんじゃないかな。 君たちの勢いはいったい、いつまで続くんだろう? E ―― 僕らのことを「そろそろ失速する」なんて言っている人たちは、きっと後悔するはずさ。身体的、精神的にも僕らはまだまだ好調をキープしてる。 この活躍を受けて、今シーズン終了後に、何人の選手がチームを去ることになるのかな? E ―― 少なくとも主力の選手が、4、5人は移籍すると思うよ。 君もインテルに行くという噂があるけど? E ―― 個人的に好きなチームはパルマなんだけど、現時点では僕はまだ誰とも何も話をしていないよ。 ヴェローナ・ダービーで得点した後、君は観客席に向かって指を口元に当てる、いわゆる「シー!」のポーズをしたよね。おそらく人種差別主義者に対してのアピールだったんだろうけど、あれは正しい行為だったと思うかい? E ―― ヴェローナで人種差別をするファンは、200人ぐらいしかいない。大多数のファンとは全く関係ないことさ。ただ、わずかながらだけど人種差別的な発言があったことは否定できない。死ねばみんな墓に入る同じ人間なのに、肌の色だけで、人を判断するなんて臆病者のやることさ。最近はその傾向も少なくなったかもしれないけど、やっぱり本質はそう簡単には変わらないよ。人種差別的な行為に罰金制度が設けられたから、一時的に減ったにすぎないのかもしれないしね。でも、いつか差別的な発言が、完全にこの世からなくなることを信じてるよ。 |
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