インタビュー・文●ジャンニ・ヴィズナーディ Interview and text by Gianni VISNADI
写真●グエリン・スポルティーヴォ Photo by GUERIN SPORTIVO


また“傍観者”としての夏がやってきてしまった。 

「あれは僕らのせいさ。 今回もまた僕らのミスで負けてしまったんだよ」

アンドレイ・シェフチェンコは、そう言ってため息をついた。 世界最高のFWであり、ウクライナ・サッカーのシンボルでもある“シェヴァ”シェフチェンコ。 彼は今回もまた、“サッカーの祭典”をテレビで眺めることになってしまったのだ。 

彼が突然、ゴールを量産できなくなってしまったのは、昨年11月、ウクライナがドイツとのプレーオフに敗れ、W杯行きを逃した直後である。 この失敗はウクライナにとって、98年フランス大会の出場を逃して以来、3度目となるプレーオフでの敗退であった(フランス大会欧州予選のプレーオフではクロアチアに、EURO2000の予選ではスロヴェニアに敗れている)。 そして、シェヴァが所属するミランも、彼の不振とともに順位を落としていった。 さらに追い打ちをかけるように、この3月には、ケガが彼を襲う。 そのケガにより、彼は約1カ月の戦線離脱を余儀なくされた。 ちなみに、イタリアに来てからの2年半、彼が故障で休んだ試合はたったの1ゲームだけである。 今シーズンは、シェヴァにとって、まさに踏んだり蹴ったりのシーズンになってしまったのだ。 

もうすぐW杯の季節がやって来る。 シェヴァは今回もまた、自宅のソファーに座ってW杯を観戦する。 彼が応援するチームは、もちろんイタリアだ。 自国が出場しない以上、いつも試合で顔を合わせているアッズーリの面々を彼が応援するのは当然のことだと言えるだろう。 そんな彼が、現在のアッズーリについて分析してくれた。 彼らの長所、短所を知り尽くしているシェヴァだけに、彼の代表への評価は耳を傾ける価値がある。 
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