ずばり、イタリアの優勝はある? シェフチェンコ(以下S) ―― もし、すべてのことがイタリアに有利に働けば、優勝できると思うな。 ただ、もちろん、それは楽な道ではないよ。 昔と違って今は、強豪国が弱小国に負けてしまうこともある時代だしね。 W杯は、世界のスーパースターたちが集う大会だ。 そこに君の姿がないのは少し寂しいね。 S ―― 本当に最悪の気分だよ。 言葉では言い表せないくらいにね。 でもサッカーというのは、そんなものさ。 例えば、かつてミランでプレーしていたジョージ・ウェアだってそうさ。 彼はミランですべてのタイトルを手にしたけど、W杯でプレーすることはできなかった。 彼ほどの選手ができなかったのだから、僕も我慢しなくてはいけないのかもしれないね。 W杯期間中は、どんな風に過ごそうと思っているんだい? 時間をもてあましちゃうんじゃない? S ―― それは大丈夫だよ。 今まで一度も大きな国際大会でプレーしたことがないから、プレーしろと言われたらむしろ困るんじゃないかな(失笑)。 自宅で過ごすか、リゾート地で過ごすかまだわからないけど、とにかくバカンスを楽しむ予定だよ。 ウクライナ、アメリカ、モンテ・カルロ辺りを行ったり来たりしながらね。 ただ大会期間中はとにかく嫌な気分になるだろうな。 たとえ、ふかふかのソファーの上で寝転んで過ごしたとしてもね。 応援するとしたら、やっぱりイタリアかい? S ―― イタリアとブラジルかな。 イタリアは僕の第2の故郷のようなものだし、ブラジルはサッカーのエッセンスそのものと言ってもいい国だからね。 サッカーをやっている少年なら、一度はブラジルのサッカーとブラジルのカンピオーネに恋焦がれるものだよ。 今のアッズーリの“強み”と言うと? S ―― すべてのポジションで攻守のバランスが非常によく取れている。 弱点となるポジションが、一つもないよね。 レギュラーはもちろん、サブにもいい選手が揃ってるんだ。 例えばGKを見てみなよ。 言うまでもなく、ブッフォンもトルドも世界を代表するGKさ。 ……なんだか腹が立ってきたよ。 えっ!?どうしてだい? S ―― ウクライナでは、まだ、平均レベル以上のGKを探すのは難しいんだ。 イージーなボールを処理するのがやっとという感じで、奇跡を起こすような人材はまだ育っていないんだよ。 それに比べて、ここイタリアには素晴らしいGKが溢れている。 あのペルッツィが家でW杯を観戦しなきゃいけないって言うんだから驚くよね。 ブッフォンとトルド、どちらが優れたGKだと思う?
それは、第14節のユーヴェ戦で決めたゴールのことだね。 あのゴールは本当に素晴らしかった。 今シーズン最高のゴールだったと言えるんじゃない? S ―― うん、確かにいいシュートだったと思う。 ただ、あのシュートが得点になったのはラッキーな面もあったんだ。 本来だったらクロスを出す角度だったんだけど、エリア内に誰もいなかったから、直接シュートを狙ったのさ。 あの位置からよく入ったと思うよ。 ほとんど角度がなかったことが、逆に良かったのかもしれないね。 | |||
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