君にとってインテルへの移籍は青天の霹靂だった? C ―― ある意味ではそうとも言えるかな。ユヴェントスとミランが数週間に渡って、僕の獲得に動いていた。それが、ある日の午後の数時間で、一気にインテル行きだものね。僕もびっくりしたよ。もっとも、インテルとは95年にも移籍の話があったんだ。ナポリからパルマに移った時だよ。だからインテルへの移籍は、全く縁のない話でもなかったんだ。ここまでいろいろあったけど、今は最高の気分だよ。大都市のビッグクラブでスクデットとチャンピオンズリーグを狙える立場にあるんだからね。 今回もまた、アンチェロッティの下でプレーすることはできなかったね。 アンチェロッティはユーヴェの監督の時も君を欲しがっていたし、ミランの監督になってからも君を獲りたがっていた。 C ―― それが結局、ミラノ・ダービーで敵味方になるんだからね。何だか運命のイタズラみたいだけど、サッカーの世界ではよくあることだよ。アンチェロッティは僕のインテル入りを知って気分を悪くしたみたいだけど、僕が悪いわけではないし、もちろん彼が悪いわけでもない。ただ、ミランは僕がいなくても、もう十分な戦力を手にしているよね。ネスタとリヴァウドだろう? それでも満足できないのかな? ということは、ミランをスクデットの本命と見なしているのか? C ―― いや、そういうわけじゃないよ。いつものように、スクデット争いは熾烈になると思う。少なくとも3、4チームがデッドヒートを繰り広げるはずさ。その中で、シーズンを通じて確実に勝ち点を積み重ねたチームが優勝すると思っているよ。 3、4チームと言うと? C ―― ミラン、ユヴェントス、ローマ、そしてインテルかな。 インテルの戦力を分析してくれるかい。 他の3チームと比較してインテルが優っている点は? C ―― チームとしての団結力と、昨シーズンの最終日に起こった悲劇への強いリベンジの意識。それにDFが強固なこともインテルの強みかな。ウチからゴールを奪うのは相当難しいと思うよ。もっとも、攻撃陣にカンピオーネがそろっているのは言うまでもないけどね。ヴィエリ、クレスポ、レコーバ……すごい顔ぶれだよね。あとは攻守のバランスをどのように整えるかという点だけど、そこはクーペル監督のこと、上手くやっていくと思うよ。
C ―― 慣れるまで大変だと思っている。ただ、クーペルは僕がストッパーだということはわかっているはずだよ。戦術的な問題で、今は僕が右サイドバックをやらざるを得ないということなら、僕は喜んで順応するつもりさ。カフーのようにオーバーラップをかけるなんてことは僕にはできないけど、最低限、きちんとボールをつなぐという仕事はできると思っている。 ということは、右サイドに“追いやられた”という意識はないんだね? C ―― 全然ないよ。慣れるだけのことさ。ただ、言っておくけど、右サイドバックとして1シーズンプレーすると決まったわけじゃないよ。クーペルは、ヴィエリとクレスポを同時に使いたいんだ。レコーバとダルマもね。ということは、誰かが攻撃陣のサポートに回らなければならなくなるのさ。その役が僕に回ってきたということだよ。 |
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