アッズーリの中には、W杯期間中のトラップの戦術を批判する選手もいました。 Z ―― トラパットーニはリーグ戦に忠実な戦い方をしたと思っている。例えば、トラパットーニがW杯で選択した4−4−2システムは、セリエAのほとんどのチームがやっている形だろう? 「バッジョを連れて行くべきだった」という声も上がっています。 Z ―― 私はそうは思わない。確かにロベルト・バッジョは偉大なカンピオーネだよ。だが、私はグループ行動を取れない男は好きではない。チームと共に生活できなかったり、練習できないような男は好きになれないんだ。バッジョは練習場にやってくると、まず練習着に着替え、練習をし、練習が終わるとさっさとピッチを後にする。バッジョは良い人間だとは思う。頭も良いし、宗教心も強い。他人から尊敬されるべき男だよ。だが、彼はグループ行動ができない。 もしそうなら、なぜ、これほどまでにファンに愛されているのでしょうか? 彼はチームメートにも愛されているんですよ。 Z ―― ピッチ上で違いを示すことができるからだよ。体調さえ良ければ、という条件つきだがね。彼は、チームに大きな富をもたらしてくれるし、タイトルをもたらす力もある。だが、それにしても、チームメートの誰もが彼を愛しているなんて断言できるのだろうか? ラツィオ時代のシニョーリが良い例だ。シニョーリは違いを示せる選手だったし、チームが勝利できたのも彼がいたおかげだった。だから、チームメートは彼に一応の敬意を払ってはいた。だが、その一方でチームメートの半分が彼のことを煙たがっていたんだ。
あなたは、カジッロ(フォッジャの会長)、クラニョッティ、センシ、フェルライーノ(ナポリの会長)、コルベッリ(ナポリの会長)、アリベルティ(サレルニターナの会長)など多くの会長に仕えました。会長はみんな同じだと言えますか? Z ―― 同じタイプの人間はいない。それぞれ違うよ。私が好きなのはティフォージのような会長だ。サッカーに対して大きな情熱を持ち、チームと共に、チームのために生きている会長が好きなんだ。この点では、カジッロが今まで出会った中では最高の会長だったよ。 自分自身がユヴェントスのベンチに座る日は来ると思いますか? Z ―― 私は要請があればどこにでも行くつもりだよ。トリノにだって喜んで行く。だが、ジラウド、ベッテガ、モッジが健在のうちは無理だろうな。彼らとはサッカーに対する考え方が根本的に違うからね。 “完璧”が存在しない世の中で“完璧主義”でいるのはどんな感じですか? Z ―― 練習場に“完璧”が存在しないのは当然のこと。ただ、人間は常に向上できるものだと思うし、練習はそのためにするものだと信じている。君は、完璧を求めることを無謀だとでも言いたいのかね? そういうわけではありませんが、では、「ゼマンはサッカーに関して1つの方法論しか持っていない」と言う人に対しては、どう答えるつもりですか? Z ―― 私は、自分のサッカーがワンパターンだとは思っていない。ただ、4−3−3がピッチ全体をカバーする意味では最高のシステムだと信じている。4−3−3を効果的に使えれば、成績も伴ってくるとも思っている。それに、それが間違いだと気づいた時は、修正を加えればいいだけのこと。ただし、「間違いだった」と思ったことはまだないね。 |
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