シーズン土壇場に味わった
屈辱のリベンジを果たさなくてはならない

ミステル、まずは今年の5月5日のことをお聞きします。あの忌まわしきブレッシャ戦です。あの試合に勝っていれば、チャンピオンズリーグへの出場権獲得だって可能だったわけですが……。

グイドリン(以下G) ―― 多分、あの試合のことは一生忘れないと思う。あまりにも苦々しい思い出だからね。ああいう形でゲームが終わるとは全く予想していなかった。負けるようなゲームではなかったし、チームにとってはもちろん、クラブにとってもファンにとっても不本意な結果になってしまった。ただ、サッカーとはそういうものなんだ。時として大きな落胆を味わうスポーツなんだよ。だから、「これもサッカーのうち」と考えるしかないだろう。

勝ち点を52ポイントも積み上げたのに、UEFAカップの出場権も手に入らないというのは納得がいかないのではないですか?

G ――
そうだね。あの試合を終えて気分がすっきりしなかったのは確かだよ。我々はあの日のゲームで大きなミスをした。そして、ミスを犯したことへの罰を受けたという感じがする。インテルがラツィオを破ってくれれば、我々のミスも帳消しになっただろうが、インテルも我々以上に大きなミスをしてスクデットを失った。インテルはスクデットを逸し、我々はUEFAカップ出場権を失った。それだけのことさ。ただ、ああいう形でシーズンは終わったが、ボローニャがシーズンを通して素晴らしい戦いを見せたという事実は消えるものではない。選手たちは勇気あるプレーで、最高のシーズンをプレゼントしてくれた。最終節を終えてから、選手たちに礼を言ったよ。「素晴らしいプレー、素晴らしいシーズンをありがとう」とね。本当に素晴らしいチームだったと思っている。

昨シーズンの終了直後、まだ1年間の契約が残っていたのに、「もしかしたらグイドリンは辞任するのではないか?」という雰囲気がありました。あれはいったい、どういうことだったのですか?

G ――
あの時はひどく落胆していたんだ。それに、物事を悪い方向にしか考えられなかった。ただ、時間が経つにつれて、自分の未来はボローニャの町とボローニャというチームにあると思えるようになったのさ。だから、「ここで挫折してはいけない」、「シーズン土壇場に味わった屈辱のリベンジを果たさなくてはならない」と思うようになったんだ。

クラブ側はブレッシャのマッツォーネ監督とすでにコンタクトを取っていたようです。そして、マッツォーネが監督に就任して、ロベルト・バッジョがボローニャに戻ってくるという筋書きも用意されていたと聞いています。このことは知っていましたよね?

G ――
話には聞いていた。ただ、私がクラブ役員に「来シーズン以降も喜んでチームを率いるつもりだ」と言った時点で、彼らも考え方を変えて私が残留する方向で話を進めてくれたんだ。私自身も、私が思っていること、私の立場をはっきりと伝えた。そして、ガッゾーニ・オーナーとチポッリーニ会長は、それぞれが自分の立場を明確にした。お互いがお互いの希望と立場を明確にした上で、我々は再出発をしたのだよ。誰もがわだかまりがない状態で再スタートを切ったというわけだ。

今シーズンの序盤戦を戦ってみて、ボローニャの監督を続けたのは正しい選択だったと思っているのではないですか?

G ――
私個人としては、5月5日にブレッシャで起こったことはすでに過ぎ去った事実としてとらえているんだ。だが、クラブもチームも、一日も早くブレッシャでの悪夢を忘れ去りたいと思っているはずだよ。しかし、あの日があったからこそ、今シーズンは大きなモティべーションを持って戦えているんだ。
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