カンピオーネの数という点では、レアルに対抗できるのは
僕らミランだけということになるんだろうね
今シーズン、チャンピオンズリーグにおけるミランは、序盤戦の2カ月で、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、バイエルン・ミュンヘンといった強豪を破った上、世界最強と言われているレアル・マドリーをも打ちのめした。ミランがいよいよヨーロッパサッカーの頂点に復帰したと言えるのかな?
I ―― ここ数年、ミランが国際舞台で眠っていたとは思わないんだ。ミランは常にヨーロッパの、いや、世界の注目を浴びるチームだったと思う。例えば、レアルを見てごらんよ。彼らだって30年以上もチャンピオンズカップから遠ざかっていたんだ。だからといって、彼らがヨーロッパサッカー界で威厳を失うことはなかっただろう? ミランだって同じさ。ミランは常に世界サッカーの注目の的だったし、今後もそうあり続けると思う。
ちょうどレアルを例に出してくれたから聞くけど、今シーズン、多くの人が好調ミランを、ジダン、ロナウドのレアル・マドリーと比較対照する傾向にある。この点に関して、ピッポの意見は?
I ―― それに、フィーゴ、ラウール、ロベルト・カルロスのレアル・マドリーさ。スター選手が揃いに揃ったチームだよ。カンピオーネの数という点では、レアルに対抗できるのは僕らミランだけということになるんだろうね。ただ、チームの実績という点では、僕らが太刀打ちできる相手ではない。何しろ、レアルはこの5年間で3回もチャンピオンズリーグを制しているんだからね。僕らはようやく今シーズン、大きな挑戦を始めたばかりさ。
この夏のカルチョメルカートで、ミランはレアルというドリームチームを意識したと思うかい?
I ―― 世界のサッカー界に何かを残そうと思うチームにとって、レアル・マドリーが大目標であることは間違いないから、当然、ミランもレアルを意識したはずだよ。それは、ベルルスコーニやガッリアーニの考え方でもあり、ミラニスタの願いでもあるんだ。リヴァウドやトマソンの加入だって、現場の必要に応じた補強だったと思うんだ。昨シーズンはスクデットに手が届かなかった。その原因として、ケガ人の続出が挙げられる。まず最初に僕がケガでチームから離れた。僕がピッチに復帰したら、今度はシェフチェンコが戦線離脱さ。攻撃陣に駒を欠いていたことは確かだよ。それが原因でコンスタントな成績を収めることができなかった。コンスタントに勝ち点を積み重ねるというのは、スクデット獲得への必須条件だからね。長丁場の戦いを勝ち抜くだけの戦力を昨シーズンのミランは持ち合わせていなかったということさ。だけど、今シーズンのミランはスクデットを勝ち獲るための戦力を整えることができたと思うよ。
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