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GKの君が、どういうわけで背番号10を身につけるようになったんだい? ルパテッリ(以下L) ― 10番をつけるきっかけとなったのは、「何としてでも10番を手に入れるから」という、友だちとの賭けなんだ。そして、その賭けに僕が勝ったのさ。10番と言えば、スーパースターの証で、ファンタジスタ、言い換えれば空想家がつける背番号だよね。もっとも、僕は自分が空想家だとは思うけれど、スーパースターだなんて思っていないよ。でも、とにかく10番は気に入っている。これまで僕にツキをもたらしてくれたしね。 君にとって、背番号10は魔法の番号でもあるんだね。 L ― そうだね。でもそれだけではない。僕は目立ちたがり屋だから、他人と同じことは絶対にしたくないんだ。10番をつけたGKなんていないんだから、かなり目立つはずだよね。試合の時は、観客の視線は自然とチームの10番を探すものだろう? 背番号10をつけているのはデル・ピエロだったりトッティだったり、スーパースターなんだから、それも当然だよね。でも、キエーヴォの10番は、GKのルパテッリなんだ。そんなことを考えると自然に責任感が増すんだ、悪い気はしないね。 話は変わるんだけど、まだキエーヴォのことをよく知らない人に、キエーヴォのすごさを説明してくれないかな? L ― まず、キエーヴォは勝つためにプレーするチームなんだ。僕たちが引き分け狙いでプレーすることはあり得ない。僕たちは、練習の時から勝つことしか考えていないんだから。それに、今さら“奇跡のチーム”だなんて言う必要はないだろう? 2年連続して好成績を収めているんだからね。昨シーズンのキエーヴォは、“おとぎ話”扱いだった。でも、キエーヴォの成功は、奇跡でもおとぎ話でもないんだ。僕たちが勝利を収めるのは偶然じゃないんだよ。知的なサッカーと言うか、近代的サッカーと言うか、そういうサッカーが生み出した必然的な結果なんだ。もちろん、僕たちの躍進はまだ終わったわけではないよ。これから先も、まだまだ進化し続けるはずさ。 昨シーズンのキエーヴォは言うまでもないけど、同じような好成績を上げている今シーズンのキエーヴォもすごいと思う。セリエAで2年連続で好成績を上げている秘訣は何なのかな? L ― 僕らは勝利に飢えているのさ。他人を驚かすことにも、自分たち自身が驚くことにも飢えているんだ。キエーヴォには満足という言葉は存在しない。だからこそ、毎日のように進化を続けるんだ。 君自身、この2年間でどう変わったんだろう? L ― 練習を大切にするようになったね。それから、大きな舞台で経験を積んだ。その結果、恐怖感とか不安を取り除くことができたと思う。ある意味、すごく冷静になったんじゃないかな。と言っても、情熱がなくなったわけじゃない。むしろ、日に日に情熱は強まっているよ。 君の長所は? L ― 自分の長所は自分ではわからないよ。他の人に聞いてくれないかな。 じゃあ、自分に足りないところは? L ― (笑いながら)髪の毛。まあ、その分、髭が生えているからプラスマイナスゼロと言ったところかな(笑)。 | |||||||||||
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