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若手へのアドバイス?
口で言うより、身体で模範を示すよ |
チームが一つになるのに必要なことはなんだろう? S ―― お互いを尊敬することと、結果を第一に考えること。とにかくピッチの上で、一人ひとりが“チームのために”というハートを持つことが大事だろうね。でも、ピッチを離れてしまえば、あとは自由に振るまってもいいと思うんだ。「一緒に食事をする」なんてことは全く関係ないと思うよ。
君は、ベテランとして若手にどんなアドバイスをいつもしているの? S ―― 僕は口で言うより、行動で示すほうが好きなんだ。例えば、練習場には誰よりも先に入って、練習後は一番最後にピッチを後にするようにしている。「俺は、今までセリエAで180ゴールを挙げているんだぞ」なんて言ったところで何の意味も持たないからね。口で言うよりも態度で示すほうが重要なんだよ。休養日である月曜日から練習を始めるのもそう。日々の練習は決して裏切らないからね。
日々の練習が裏切らないのは、君の存在自体が証明していると? S ―― 僕がボローニャに来て最初の夏、みんなはセストラでキャンプを張っていたんだけど、その時、僕はたった一人町に残って、計画的な練習による減量で、目標体重を達成したんだ。30歳の身体は、20歳の時とは明らかに違うから、大変だったけどね。
話は変わるけど、今のボローニャにチームの和を乱すような選手はいる? S ―― それはわからないな。 ロベルト・バッジョについて、どう思う?
S ―― ロビーとは、代表でのつき合いしかないんだよ。彼には、普通の人たちとは違った、独自の生き方とか、物の見方があるみたいだよね。性格もどちらかと言えば内向的だし。ただ、それをどうのこうの言うべきではないと思うな。
つまり、どういうこと? S ―― ナポリ時代のマラドーナは、チーム練習には参加しないで、いつも自宅のガレージで練習していたって言うじゃないか。それでも、彼はナポリに多くのタイトルをもたらした。だから、彼に不平を言うチームメートなんて一人もいなかった。結果が大事だということさ。
君が今までに直接見た選手の中で、最も印象的だったのは? S ―― もちろん、ロビー。あとは、カレーカ、ジュニオール、ドゥンガ。それから、バティストゥータも。バティは、まさに“破壊王”という感じだったね。
若手の中ではどうだい? S ―― ローマのカッサーノにはカンピオーネになる素質があるな。これからの数年が勝負になるだろうね。しっかりとしたモティベーションを持ってプレーすることが大事だと思うよ。カペッロは、彼の成長を促すにはうってつけの指揮官だと思うし。それから……。
それから? S ―― ネスタ。僕は、彼がまだ10代の時からプレーを見続けてきたけど、彼が素晴らしい素質を持った選手であることは、当時からわかっていたんだ。今は、その素質に精神的な強さと安定感が加わったね。この世界では、精神的な強さが、テクニックよりも大切な時があるんだ。
その他に好きな選手と言うと? S ―― トッティ、デル・ピエロ、ヴィエリ。彼らの世代はいい選手が揃っているよ。 ベッペ、君自身の目標は?
S ―― まだまだゴールできることを、みんなにアピールしたいね。夢はセリエA通算200ゴールだよ。もし、サンプドリアでもう少し頑張っていたら、とっくに記録を達成していたかもしれないけどね。あの時は、17試合で3ゴールしか挙げられなかったから。
ボローニャに残ってプレーを続けるつもり? S ―― さっきは残るって言ったけど、その質問に関しては、一応“保留”にしておくよ。クラブにどんな将来のビジョンがあるのか、はっきり確かめないといけないからね(シニョーリとグイドリン監督の間には確執があると言われる。クラブ側は、インタビューが行われた4月下旬の時点ではグイドリン続投を考えている模様)。その話はシーズンが終わってからだよ。
現役を退くつもりは、間違ってもないよね? S ―― 今シーズン開幕前に、僕は君たちジャーナリストにこう言ったよね。「ゴール数が二桁を切らなければ、現役を続行する」って。だから、今シーズンの引退はないよ(第33節終了時ですでに12ゴール)。精神的にも、衰えを感じることが全くないしね。
引退後のことを考えたこともないの? S ―― もちろん、引退後もカルチョに携わっていたいね。監督としてではなく、チームマネージャーのような形でチームの役に立てればと思ってるんだ。そのうち、もっとはっきりと考えが固まってくるはずさ。
一緒に仕事をしてみたい監督は誰? 例えば、マンチーニはどうだい? S ―― 今シーズンのマンチーニは監督として最高の仕事をしたと思うよ。選手にモティベーションを与えるのが実にうまかったね。
ただ、意中の監督ではない? S ―― ラニエリの下で一度働いてみたいね。ラニエリには特別なインスピレーションを感じるんだ。実際、彼を悪く言う人は一人もいないしね。
つまり、チェルシーに行きたいってこと? S ―― イングランドにはいつか行ってみたいな。ゾラやディ・カーニオを見ていると、すごく幸せそうだしね。イタリアに帰る気なんて、全くないように見えるよ。 |
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