インタビュー・文●マッテオ・マラーニ
Interview and text by Matteo MARANI
写真●グエリン・スポルティーヴォ 
Photo by GUERIN SPORTIVO
 ヴィンチェンツォ・モンテッラにとって、“おそらく”最悪の1年だったシーズンは終わった。そして今シーズン、“おそらく”、イタリアのサッカーファンは、最も魅力的なボンバーの一人である、モンテッラ本来の姿を再び目にすることができるだろう。

 この夏、モンテッラは、ナポリ湾に浮かぶリゾート地、イスキア島で太陽と海に囲まれながら優雅なバカンスを過ごした。『ホテル・レジーナ・イザベッラ』での夕食、豪華船でのクルージング……そうした楽しみの瞬間を積み重ねることによって、モンテッラは昨シーズン、ローマで味わった“悪いジョーク”を少しずつ忘れようとしたのだ。

 実際、イスキア島で話してみて感じたことだが、ようやく精神的調和の取れた本来のヴィンチェンツォが戻ってきたような気がする。昨冬、“人生の伴侶”と一度は決めたはずのリータ夫人と離婚したモンテッラ。しかし、そのつらい記憶も今や“遠い過去”に変わりつつある。

 モンテッラは言う。「今年ほど、早く練習を再開したいと感じるシーズンはないよ。とにかく一日も早く自分の仕事に取りかかりたいんだ。今は食事にも気を配っている。コンディションを保つために、オフも毎日しっかりと走り込んでいるよ。とにかく、今の僕は、『早くカルチョがしたい』という思いでいっぱいなんだ」。
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