ニコーラ、ユーヴェのキャンプに初めて参加する気持ちはどうだい?

レグロッターリエ(以下) ―― この数日間は、僕にとってすべてが目新しいことの連続だったよ。チームを変えた時には、その環境に早く慣れることが大事なんだ。まずはチーム全体を見渡して、“ロッカールームの哲学”とも言える、そのチームのルールを学ぶのさ。そのルールはそれぞれのチームで全く違うものなんだよ。

キエーヴォからユーヴェへ。
この移籍は衝撃的だったよね。


L ―― みんなが考えているほどそんなに大袈裟なことじゃないよ。キエーヴォだって、01−02シーズンからの2年間は、“ビッグ”と呼ばれるような戦い方をしていただろう?

ユーヴェのような伝統のあるチームの一員になるために必要なこととは?

L ―― コミュニケーション、かな。幸いなことに、その能力が僕には備わっていた。僕は誰とでも友だちになれるタイプなんだ。それに、今のユーヴェには代表での知り合いも多くいるしね。例えばミッコリ。彼とはバカンス中、チャリティーゲームで一緒にプレーしたんだ。出身は僕がバーリで、彼がレッチェ。同じプーリア州だから気が合うんだよ。

その他に仲の良い選手は?

L ―― イウリアーノとはすぐに意気投合したよ。彼とはキャンプで同室なんだ。ただ、ここでは彼だけじゃなくて、みんなが僕に声をかけてくれる。キャンプで大事なのは、まさにそういうことさ。とにかく、早くみんなとの絆を深めたいんだ。

君自身、キャンプは好きなほう?

L ―― 正直言って、あまり好きじゃないな。一年の中で、最悪の時期と言ってもいいくらいさ。家族と1カ月間も離れるのが辛いんだ。ただ、今回は少し違うよ。新しいことばかりだからね。いつもと比べるとすべてが刺激的だし、“自分をアピールしたい”という気持ちが強いんだ。

キエーヴォとユーヴェ、どちらのキャンプがハードかな?

L ―― 練習がってこと? うーん、それはともかく、デル・ネーリ監督の下で練習を一度経験したら、もう恐いもの知らずになれるよ。もっとも、選手が練習で不安がってちゃダメだけどね。逆に喜びを感じるくらいじゃないと。

中から見たユーヴェってどんな感じなのかな。簡単に表現してほしいんだけど。

L ―― 一言で言えば、非常に組織化されたチームかな。大きなことはもちろん、非常に細かいところまで実に良く考えられている。例えば、この前、練習場に準備されている特別ブースに行ったんだ。ティフォージからインタビューを受けるためにね。ああいったことは、他のクラブでは経験したことがなかったな。

他に初めて体験したことと言ったら何かな?

L ―― 実際、ユーヴェに移籍することが決まってから、人生が大きく変わったんだ。ユーヴェのユニフォームを身につけるということにどれだけの意味があるのか、なんとなくだけど、理解できたような気がする。バカンスでの話だけど、あちこちから声はかけられるし、取り囲まれて立ち往生することまであったんだよ。

ニコーラは子供の頃からユヴェンティーノだったってのは本当かい?

L ―― そうだよ。裏切ってミラン・モデルのシューズを履き始めるまではね(笑)。実は、親父がミラニスタで、無理矢理そうさせられてたんだよ。ただ、今は僕もユヴェンティーノに戻れたし、なんと親父までユ−ヴェを応援しているんだ。

ユーヴェ以外なら、どのチームに行きたかった?

L ―― やっぱり、ミランだね。それから、レアル、バレンシア、バルセローナといったスペインのチームにも興味があったかな。

正直、ローマとはどれくらいまで接近してたんだい?

L ―― かなりのところまでだよ。実際、今年の1月には、移籍はほとんど決まりかけていた。ただ、その後、ユーヴェが僕を熱心に誘ってくれたんだ。その期待になんとか応えたくて、今僕はここにいるのさ。

2、3年前に、君には今の2倍か3倍の値段がついていたよね?

L ―― 確かにね。キエーヴォが僕を手放そうとしなかった理由がまさにそれだった。もっと高い値段で僕を売りたかったみたいなんだ。もちろん、キエーヴォの気持ちも理解できる。だけど、今はメルカート自体が縮小しているから仕方がないよ。

「ユ−ヴェには、独特のスタイルがある」と言われるけど、それは本当かな?

L ―― 本当さ。それを一番体現しているのがペッソットだと思うよ。彼の控え目な態度と自制心にはいつも感心されられっぱなしさ。

リッピ監督とは、もう話したのかい?

L ―― 監督とは、クラブから移籍の知らせを受けた時に電話で話したよ。彼から、「おめでとう」と言われた後に、「満足してるかい?」と聞かれたんだ。何て答えたかって? 僕はもちろん「最高に満足しています」って答えたよ。それ以外の言葉は必要なかったんだ。戦術的なことはまだだけどね。

GMのルチアーノ・モッジとはどう?

L ―― モッジはテレビで観ていたとおりの人だった。チームをうまく掌握できる人さ。彼には、「敬意を持って人に接しなさい」と言われたよ。それと、ユーヴェのルールを教わった。ユ−ヴェの偉大さはトップの偉大さでもあるって痛感したな。
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