レオナルド、副会長のアシスタントという役職にはいったいどんな仕事があるんですか?

レオナルド(以下) ―― 現時点では、それほどたいした仕事は抱えていないんだ。単なる「名誉職」と言ったところかな。それでもこの役職に就けたことは僕にとってすごく光栄なことさ。ミランは世界中に影響力を持つチームだからね。現役を引退した後でもミランの首脳陣として働けることはこの上なく名誉なことだし、とてもうれしく思っているんだ。

具体的にはどんな仕事をしているのですか?

L ―― 具体的に言えば、まず「ミラン基金」の管理だね。ミランは人道的活動、社会的活動、慈善事業などを行っていて、その組織の事務局長を任されているんだ。

カカーを獲得したように、ブラジル人選手の獲得も担当しているのでは?

L ―― とんでもないよ。選手の獲得はガッリアーニとブライダ(ミラン強化部長)の仕事さ。彼らはカルチョメルカートのプロフェッショナルだし、経験も豊富だからね。カカーの獲得に関しては、意見を求められたからそれに答えただけだよ。カカーのことはよく知ってるし、彼も僕のことを信頼してくれている。だから、僕なりの意見を言ったつもりだよ。

カカーをミランに呼ぶために、あなたが手を貸したんですよね。

L ―― そうとも言えるだろうね。なぜならカカーは、僕にとって特別な選手だったからね。彼は僕が育ったサンパウロでプレーしていたんだ。

カカーは、その年齢らしからぬ成熟したプレーで早くもカンピオーネとして認められています。イタリア国民もカカーのプレーに魅せられていますよね。彼の未来をどのように予想していますか?

L ―― もちろん運に左右されることもあるとは思うけど、今後の人生は、すべて彼次第だよ。彼は確かに良いスタートを切ったし、うまくセリエAに順応していると思う。あとは、問題が生じた時に彼がどう対処できるか、イタリアでの生活にどう順応していくかということがポイントになるだろうね。

ミランのようにしっかりした組織が彼の背後にあることは、彼にとって大きな利点でしょうね。それに、彼の背後にはあなたがいることですし。

L ―― ミランはいつも選手のそばにいてくれるチームだと言えるんじゃないかな。だから、カカー本人がミランに溶け込もうとすれば、ミランはカカーを突き放すようなことは決してしない。ミランでうまくやっていけるかどうか、それはすべて彼の気持ち次第だよ。
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