| |
![]() |
![]() |
![]() |
| インタビュー・文●岩本義弘(本誌編集長) Interview and text by Yoshihiro IWAMOTO 写真●高橋 在、マッシモ・チェブレッリ、グエリン・スポルティーヴォ Photo by Ari TAKAHASHI / Massimo CEBRELLI / GUERIN SPORTIVO |
|
正直、欲を言えばもっと
決定的な仕事がしたかった まずは第1節のレッジーナ戦から順を追って振り返ってもらいたいんですが、レッジーナ戦は後半11分から出場しました。合宿の終盤や前日の練習の段階から、開幕戦で起用されるということは感じていましたか?
柳沢(以下Y) ―― いや、そういうのは感じていませんでしたね。雰囲気としても、そういうのはなかったですから。ただ、とりあえず初戦の重要性というか、先に海外に行っている人たちの例を見ても、初戦で活躍をしている人というのは非常に良い印象が強かったので、僕の中では開幕戦の重要性というのはかなり高かったんですよね。結果的に、とりあえずああいう形で出場できて、正直、欲を言えばもっと決定的な仕事をしたかったというのはありますが、まずまずの滑り出しだったかなとは思います。サンプドリアというチームにとっても、レッジーナ戦はセリエA復帰初戦ということで、非常に重要なゲームだったと思うんですが、そういった雰囲気というのは感じましたか?
Y ―― 正直、自分のことだけで精一杯でした。もちろん、サンプドリアの歴史というのも知っていますし、セリエA復帰がクラブにとって非常に意味のあることだというのもわかってはいたんですが、ただ、そこまで気が回っていなかったというか、自分がセリエAに来て初めてのシーズン開幕という意識のほうが強かったですね。開幕戦の自分自身のパフォーマンスについてはどうですか?
Y ―― いつもの僕だったら、記録的な結果ではなく、目に見える結果以外の重要性を感じているんですけれど、あの試合に限っては、目に見える結果というのが一つあればよかったかな、とは感じました。第2節ではホームにラツィオを迎えました。ラツィオの監督は、かつてサンプドリアのアイドル的な存在だったマンチーニでしたが、マンチーニとサンプドリアの関係については知っていましたか?
Y ―― 知ってはいましたけど、特別な感情というのはなかったですね。正直、わからなかったです。もちろん、そういう歴史的なものというのも重要だと思いますし、偉大な選手を尊重する気持ちというのも重要なのかもしれないですけれども、やっぱり、今現在の自分の状況というのが自分にとって一番重要ですし、くり返しになりますが、まだ自分のことで精一杯という感じでしたね。 |
| 1 / 4 |