| ジャケットとネクタイ。彼にこの格好はあまり馴染んでいない。言ってみれば、窮屈な印象さえある。今年の7月で40歳を迎えるジャンルーカ・ヴィアッリは、栄光のストライカーからイングランド・プレミアリーグの監督を経て、今はセリエAのゲームに論評を加える解説の仕事をしている。
現在、ヴィアッリの周辺には、彼の今後を巡る多くの噂が飛び交っている。今シーズン終了後、マルチェッロ・リッピがユヴェントスの監督を辞任し、その後釜として彼がユーヴェの指揮を執るという噂。ひとまずはアルベルト・ザッケローニでその場の危機をしのいだインテルが、本格的にチームを立て直すためにヴィアッリに白羽の矢を立てているという噂。さらに、プレミアリーグのトッテナム、セリエA復帰を目指すフィオレンティーナが彼にオファーを出したという情報も現実味を帯びている。極めつけは、EURO2004終了後のイタリア代表監督就任という噂だ。
来シーズンの監督業再開を前にして多忙な日々を送るヴィアッリに、今回はイタリアサッカー史を代表するストライカーとして“ストライカー論”を語ってもらった。サンプドリアでの8シーズンで85ゴール、ユヴェントスでの4シーズンで38ゴール、セリエA通算325試合で123ゴール、さらにチェルシーでの3シーズンで21ゴールを挙げた偉大なるボンバーが、独自の“ストライカー論”を展開する。 |