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エルネスト、君はどんな少年だったのかな? チェバントン(以下C) ―― とにかくサッカーが大好きだった。放課後になるとすぐに空き地へ行って、近所の友だちとボールを蹴っていたよ。今でもウルグアイに帰ると必ず彼らと顔を合わせてる。実家に帰った時、絶対に行うことが2つあるんだ。まずは昔の仲間と会うこと。もう一つがおふくろのイルビアが作った肉料理に舌鼓を打つこと。この2つは“儀式”のようなものだね。 サッカーを始めたのはいつなんだい? C ―― 5歳の時。12歳になった時にはモンテビデオの名門、ダヌービオの下部組織に入っていたよ。 確か、君の故郷フアン・ラカーセは、モンテビデオから150キロも離れた町だったよね? C ―― うん。でも、最初は家族と一緒だったから寂しさとは無縁の生活を送っていたよ。あの頃、親父のワシントンがちょうどモンテビデオのシャツ工場で働くことになってね。それで、おふくろや妹も一緒にモンテビデオに引っ越したんだ。でも、その生活も長くは続かなかった。すぐに親父が工場をクビになってしまって、僕以外の家族はみんな、フアン・ラカーセに戻ることになってしまったんだ。あの時はつらかったな。本当に寂しい思いをしたよ。 そんな君を支えてくれたのは誰だったの? C ―― 当時の僕の“救世主”はペローネ。インテルのアルバロ・レコーバの義父にあたる人だよ。彼には本当にお世話になった。あの苦しい時期を乗り越えられたのは、すべて彼のおかげと言ってもいいくらいさ。 当時のダヌービオには、“金の卵”がたくさんいたんだよね? C ―― そうなんだ。下部組織のゴールマウスにはイタリアでもプレーしたファビアン・カリーニがいたし、前線にはペルージャのサラジェータがいた。それから、トップチームにはレコーバもいた。アルバロは僕の大親友なんだよ。 現在、レコーバはミラノという大都会に住んでいる。レッチェの田舎に住む君としては、親友に先を越されてしまった感じだね。 C ―― 何を言わせたいのかはだいたいわかったよ(笑)。でも、もう少しレッチェの話をしようよ。 そうだね、君に興味を持っているミランの話はもう少し後にしようか(笑)。ところで、君が憧れていた選手は誰だったの? C ―― 元ウルグアイ代表のルーベン・ソサとフランチェスコリだよ。友だちとサッカーをする時、僕はいつもいろんな選手の真似をしながらプレーしてたんだ。ある時にはロマーリオ、またある時にはクリンスマンになったりしてね(笑)。 今だったら誰になりたい? C ―― そうだな……シェフチェンコかトッティ。2人とも本物の“怪物”だし、今シーズンは本当に素晴らしいプレーを見せているからね。 ダヌービオ時代にはリーグ優勝できなかったんだって? C ―― そうなんだ。一度、ぺニャロールが優勝した時、2位になったことがあるだけだね。あの時は本当に惜しかった。今でも悔しい思い出だよ。その分、イタリアで優勝を経験できれば最高なんだけどね。 それは“ミランの一員として”という意味かな? C ―― まだ早いよ(笑)。 冗談はともかく、最近のレッチェはすごく調子がいいね。 C ―― 1月の補強がすごくうまくいったんだよ。3、4人が新たに加わったんだけど、彼らのクオリティーの高さはもちろん、彼らの加入でチームに新しいメンタリティーが吹き込まれた。シチニャーノ、ボラーニョ、フランチェスキーニ……みんな素晴らしい選手だよ。 現在のレッチェの強さの秘訣は? C ―― チームワークだろうね。今、チームは本当によくまとまってる。僕はロッカールームに明るい雰囲気を持ち込むのが大好きなんだ。いつも、マッサーのリーノ・ソーダに犠牲になってもらって、みんなを楽しませているんだよ。この間も、試合の前にリーノの靴の中をシェービングクリームでいっぱいにしてやったんだ。これにはみんな爆笑だったよ(笑)。 とにかく笑いが絶えないんだね。 C ―― それが素晴らしいチームワークを作る秘訣だよ。チームが一つになることはサッカーにおいて最も大事なことだからね。それから、デリオ・ロッシ監督の存在も大きい。僕らがミスをした時はすぐにその原因を解明して丁寧に説明してくれる。ミスをその場で修正して、チームを改善していくんだ。彼の指導は、鍛冶屋で何度も打ち下ろされる“ハンマー”のようだよ。
君もFKについてかなり指導を受けているみたいだね? C ―― 実は、ウルグアイでは一度もFKを蹴ったことがないんだよ。それなのに、ロッシ監督は僕に蹴るようにって指示を出したのさ。それもしつこいくらいにね。最初は半信半疑でやっていたんだけど、そのうち枠にボールが飛ぶようになった。そんな僕が、今では“FKの名手”なんて言われているんだから信じられないよね。 今シーズンは何ゴールを目標にしているの? C ―― 僕のセリエAでの最高記録は01−02シーズンの11ゴール。それはもうクリアしたから、次は昨シーズンセリエBで挙げた15ゴールを上回りたいね。 チームとしての目標は? 残留だけで満足できるのかな? C ―― まずはセリエA残留を目指して戦うよ。残留争いはまだこれからだしね。ブレッシャあたりまではまだ降格の可能性があると思うんだ。 |
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