![]() ジェンナーロ、まずはスクデットを獲得した今の気持ちを聞かせてよ。 ガットゥーゾ(以下G) ―― まだ何も感じないよ。それを味わうには時間がかかると思うんだ。日に日に、ゆっくりと理解できるんじゃないかな。 ミランでの5年間が君をスター選手へと成長させたわけだけど、君自身はそのことをどうとらえている? G ―― それはファンの愛情のおかげだよ。ファンから一番愛されているのは俺だって?それはどうかな。カカーだってすぐティフォージのハートをつかんだだろ?でも確かにミラニスタは、俺がこのチームにやってきた最初の日から、大きな愛情を注いでくれたよ。おそらく、最後まで全力で戦う俺のプレースタイルに好感を持ってくれたんじゃないかな。ただ5年前は、正直、彼らからの信頼を重荷と感じることもあった。5年前の俺は、まだこのチームにふさわしい選手じゃなかったからね。 そんなに謙遜しなくてもいいよ。 G ―― 謙遜なんかしてないさ。本当にそうだったんだ。当時、俺に向けられたいくつかの批判は、決して的外れなものじゃなかった。その後、俺は自分のプレーでその批判を吹き飛ばしてみせたけどね。自らの力で、自分がミランにふさわしい選手であることを証明したんだ。 リーノ、君は仕事においても人生においても、常に向上心を持っているようだね。 G ―― 実際、ミランでプレーさせてもらったおかげで、テクニックは相当向上したしね。ミランはボールキープに長けたチームだから、ここでの俺は、走り回りながらも常にボールに触ることを要求される。そうなると、当然テクニックが磨かれるわけさ。とにかく、ミランは俺を輝かせてくれたチームなんだよ。 君の成長に最も貢献した人物というと? G ―― 今、アンチェロッティの下で助監督をしているマウロ・タッソッティだね。俺がテクニック面で向上できたのは、彼がいてくれたからなんだ。俺との居残り練習に、彼がどれだけ多くの時間を割いてくれたことか!マウロは選手と親身につき合ってくれる。素晴らしい指導者だよ。 クラブのほうも、将来、彼を監督にしたいと考えているようだけど? G ―― アンチェロッティとタッソッティは、本当に息の合ったコンビだよ。この2人の指導者がいる限り、ミランの将来は保証されていると言っていいだろうね。 では、君のアンチェロッティ評は? G ―― 彼とは、普段は友だち同士みたいな関係なんだ。敬語を使わず話すし、「すげぇ腹出てんじゃん!」なんてジョークも言う。でも、みんなが彼を信頼しているんだ。確かに彼は“鬼軍曹”ってタイプじゃないけど、そう振る舞うことが必要な時にはやる男さ。 |
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