本誌記事 WebCALCiO 2002

イタリアが世界を制した1982年。あの年に生まれた若者たちが、今、イタリアサッカー界を支配しようとしている。君も含めた82年世代で、君が最も注目している選手は誰?

G ―― 一緒にU−21ヨーロッパ選手権を戦った仲間たちだね。アンドレア・カラッチョロ、ジュゼッペ・スクッリ、ジャンパオロ・パッツィーニ、リッカルド・モントリーヴォ、ローランド・ビアンキなど、将来が楽しみな選手がたくさんいるよ。近い将来、全員がセリエAで主役を演じることになると思っているんだ。

今、君が挙げた5人の中で、“明日のカンピオーネ”と言えるのは誰?

G ―― それは僕の口からは言えないよ。言えることは、全員が素晴らしい素材であるということだけ。ただ、現状で言えば、ビアンキはすでにカリアリでレギュラーポジションをつかんでいるし、現在のU−21代表でも目立った活躍をしている。チャンスさえ与えられれば、一気に才能が開花する可能性があるよ。

ダニエレ・デ・ロッシに関してどんな印象を持っている?

G ―― 彼はすでに偉大な選手の仲間入りを果たしたと言えるよ。まだ若いのに洗練されたテクニックを持っているし、強い精神力も持ち合わせている。マルチェッロ・リッピ監督は、デ・ロッシをすでにアッズーリに不可欠な選手として見なしているけど、それも当然のことだと思うよ。

君はアッズーリにしっかり馴染めたかい?

G ―― グループにはすぐに溶け込むことができたよ。みんなが好意的に僕を迎え入れてくれたしね。それに、リッピという素晴らしい監督に巡り合えたことは、すごくラッキーだったと思っているんだ。リッピは僕に信頼を寄せてくれている。選手にとって監督からの信頼はすごく大事なものなんだ。だから、僕としては、リッピの期待にぜひとも応えたいんだよ。

もし、トラパットーニがそのまま監督を続けていたら、君がアッズーリに招集されることはなかったかもしれないね。

G ―― そうだよ。リッピ以外の監督だったら、僕の名前はアッズーリになかったかもしれない。リッピは辛抱強く僕を使ってくれた。ゴールを決めることができなかった僕にチャンスをくれたんだ。

ここパルマで行われたベラルーシ戦で、君はアッズーリでの待望のゴールを決めた。あのゴールで君はイタリアを救ったし、君自身も救われたと言えるんだろうね。

満を持してデビューしたアッズーリでは、まだ本領発揮とは言い難い。ゴールラッシュでリッピの期待に応えたいところだ

G ―― まさに君の言うとおりだよ。監督は僕を信頼して、激励してくれた。あのゴールで監督の厚意に応えられたことがとてもうれしいんだ。僕自身、あの時は決してスランプではなかった。確かにゴールはなかったけど、ストライカーにはよくある話さ。常にゴールを決められるとは限らないからね。

ゴールが生まれないと周囲からのプレッシャーが大きくなる。周囲のプレッシャーでつぶされてしまう選手もいる。その点、君は違った。

G ―― プレッシャーにつぶされてしまう選手もいるだろうけど、僕は違うつもりだよ。確かに、ストライカーにとって、ゴールを決めることは大事なことさ。ストライカーにとってゴールは“ほぼ”すべてなんだ。ゴールを奪えないFWは“ゼロ”だと見なされてしまう。だけど僕は、ゴールを奪えなくてもチームに貢献できると信じているんだ。

君のゴールが途絶えた時、周囲が君にきつい言葉を浴びせたこともあった。周囲の批判にイラつくことはなかったかい?

G ―― 今言ったように、ストライカーにとって、ゴールが“ほぼ”すべてなのさ。だから、ゴールを決めなければ、批判を浴びるのは当然のことだと思っているんだ。それに、当初は批判というより、「ジラルディーノは疲れている」といった同情論が多かったような気がするしね。オリンピックから戻ってきた頃の僕は、確かに疲れていたし……。もっとも、何度も同じことを言われたので、若干、イラつくこともあったけどね。

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