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ユーヴェでの1年目から、これほど活躍できるなんて想像していたかい? イブラヒモヴィッチ(以下I)―― ある程度は予想していたよ。だから、自分としてはそれほど驚いていないね。僕は、ビッグクラブでプレーできるという話だったからトリノを選んだんだ。すべては自然の成り行きだったのさ。ユーヴェでは、全員が常に大きな目標を持ってプレーしている。いつも勝利を意識しながらプレーしているんだよ。その結果がスクデット獲得。これも当然の成り行きだったと思うね。 すべてが予想どおりだったと? I ―― 予想どおりって言うより、希望どおりになったと言うべきだね。このチームには勝つための条件がすべて揃っていた。だけど、だからと言って簡単に勝てるわけじゃないし、簡単に優勝できるなんことはあり得ないよ。タイトルを取るのは決して簡単じゃない。そのいい例が今シーズンのミランさ。彼らはカンピオナートでもユーヴェと最後まで優勝争いをしていたし、チャンピオンズリーグでも決勝まで進んだ。誰もがミランにとって最高のシーズンになると思っただろうね。ところが、最終的には無冠で終わった。“大成功のシーズン”になるはずが、一転して真っ暗闇にでも落ちたかのようなシーズンになったんだよ。勝負とはそんなものさ。 セリエAで外国人選手が1年目から活躍するなんて滅多にないことだ。これまでの歴史を見ても、プラティニとシェフチェンコくらいだよ。正真正銘のカンピオーネだけができることだと言える。 I ―― そう言われるのはものすごくうれしいよ。ただ、それでうぬぼれるつもりはないけどね。もし、マスコミが言うように、僕が初年度からいいプレーをしたとか、チームに早くなじんだとか、チームの勝利に貢献できたとしたら、それはあくまでユーヴェのおかげだし、ピッチ内外で僕に力を貸してくれたチームメート全員のおかげさ。 君の謙遜には頭が下がるよ。でも、プラティニやシェフチェンコと比較されるのは、君自身の功績じゃないのかい? I ―― 先走りするのはよくないよ。プラティニやシェフチェンコはいわば伝説のカンピオーネさ。僕が彼らと同じクオリティーを持っているかどうか、まだ立証されたわけじゃないんだからね。比較されるのはうれしいけど、まだ早いよ。ただ、僕はまだまだ上手くなると思っているから、数年後に比較されるというなら納得できるけどね。 ストライカーとして、誰か理想とする選手はいるのかな? I ―― たくさんいるよ。みんな違った特長を持つ選手たちさ。例えば、ロナウド、ロナウジーニョ、それからアンリ。彼らはゴールを狙うだけの選手じゃなく、パスを出すこともできる。僕もそういうFWになりたいんだ。エリア内でじっとボールが来るのを待っているタイプじゃなく、プレーに参加するストライカーになりたいのさ。 |
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