本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

インテルはコッパイタリアを制覇し、有終の美を飾りました。インテルにとっては98年のUEFAカップ以来7年ぶりとなるタイトル獲得です。

マンチーニ(以下M)―― シーズンの最後を勝利で飾れたことは、チームにとって非常に重要なことだった。カンピオナート後半戦で、我々は自分たちのプレースタイルを確立し、強い精神力を見せて、シーズンを良い形で終えることができたんだ。しかし、やはり最後にタイトルがあるのとないのとでは大きな違いがある。コッパイタリア優勝は、「歴史が変わりつつある」ということを選手たちに認識させる意味でも重要なものになった。特にインテルで長くプレーし、勝てるチャンスを何度も逃してきた選手にとってはなおさらだよ。例えば、あの“5月5日”(スクデットを逃した01−02シーズン最終節)を経験した選手たちにとっては、今回の勝利が“厄払い”になったはずさ。「インテルだって優勝できる」ということが分かっただけでも大きいんだよ。たかがコッパイタリアと言う人もいるかもしれない。でも、そうじゃないんだ。どんなタイトルであれ、何かを手にしたことが重要なんだよ。コッパイタリア獲得は、初めの一歩に過ぎない。

つまり、インテルはこれからもっと多くのタイトルを獲得するということですね?

M―― そう思っているし、そうなってほしいと願っている。ただし、サッカー界の時の流れは早いからね。喜びに浸ってばかりもいられない。我々はコッパイタリアを制したが、それはもう過去の話だ。勝利の喜びに浸るのは気持ちがいいが、それ自体に意味はない。こういう意識を持つことが必要なんだ。つまり、常に次の勝利のことを考えていくべきなんだ。インテルは偉大な歴史を持つビッグクラブであり、世界中に多くのティフォージを抱えている。そのインテルが長くタイトルから遠ざかっていた。何度も惜しいチャンスはあったが、どうしても最後の一線を越えることができなかった。ただ、今回のタイトルを機に、これからは変わっていくはずだよ。

インテルでの成功は、あなたにとって何を意味するのでしょうか?

M―― 私は今まで選手や監督として多くのチームを渡り歩いてきた“カルチョの傭兵”だ。傭兵である私の任務は、常にタイトルから遠ざかっているチームにタイトルをもたらすことだった。現役時代の私は、サンプドリアやラツィオでその任務を果たしてきたし、だからこそ、今度は監督として、インテルを勝利に導きたいと思っているんだ。私はインテルの監督であることに大きな誇りを持っている。ユーヴェやミランを率いてタイトルを獲得しても、それほど喜ばれないだろう? しかし、もし優勝から長い間遠ざかっているチームを優勝させたら、その時の喜びは、ユーヴェやミランで味わうそれよりもずっと大きいはずだ。

マンチーニ監督にとってはフィオレンティーナ、ラツィオに続くコッパイタリア制覇。これまで3つのクラブでコッパイタリアを獲得した監督は、彼の“師匠”であるズヴェン・イェーラン・エリクソン(現イングランド代表監督)だけだった
2 / 4