本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

カペッロ監督とはミラン時代以来の再会となるね。

95−96シーズンに在籍していたミランではわずか2試合しか出場できなかった

V ― 彼は偉大な監督だよ。イングランドに行った後も、彼のことを忘れたことはなかった。確かに、ミラン時代はあまり出番をもらえなかったけど、あの時の僕は若かったからね。でも、あの時、常に彼からこう言われていたんだ。「練習を怠るなよ」ってね。当時の僕にポジションがもらえなかったのは、ある意味、当然だった。なぜなら、あの時のミランの僕のポジションには、デサイーとアルベルティーニがいたんだからね。

カペッロのことをどんな監督だと思っているんだい?

V ― モチベーションを与えるのがすごくうまい指揮官だよね。それに、選手の良いところを引き出すのが本当にうまい監督だと思う。

当時の君は“ライカールトの後継者”と言われていたよね。

V ― ありがたいことなんだけど、僕にはもったいない比較だよ。ライカールトは僕の少年時代のアイドルだったんだ。その後継者だなんて、おこがましいよ。

ユーヴェではエメルソンの隣でプレーすることになりそうだ。カペッロ監督は、早くも「ヴィエラとエメルソンは世界最高のコンビだ」と言っているけど?

V ― それについては、正直何と言っていいのか分からないな。もちろん、エメルソンと一緒にプレーできるのはうれしいよ。彼は現在、世界で最も優秀なセンターMFだからね。

ユーヴェはカンピオナートを28回も制しているけど、チャンピオンズリーグではまだ2回しか優勝していない。それだけに、ユヴェンティーノの“チャンピオンズ”にかける思いは半端ではない。

V ― 僕の目標は、ただ「タイトルを取りたい」ということだけさ。スクデットだってそう簡単に取れないことは分かっている。ミラン、インテルに勝つのは決して簡単じゃないからね。イングランドにいた頃も、イタリアサッカーの動向はいつも注意して見ていたんだ。だから、他の人よりセリエAのことがよく分かっているつもりさ。非常にレベルの高いリーグだし、チャンピオンズリーグに関して言えば、ユーヴェが優勝候補の一つであることは間違いない。でも、ここ数年は必ずしもビッグクラブが優勝するとは限らないからね。むしろ、ダークホースの健闘が目立っている。昨シーズンのリヴァプールの優勝がいい例さ。戦前に彼らの優勝を予想した人はいなかっただろう? 僕が思うに、そのチームの価値を決めるのは、過去の名声ではなく、ピッチ上でのパフォーマンス、それだけなんだよ。ただし、僕がヨーロッパでも最強のチームの一つに入団したことは疑いもない事実だ。今のユーヴェならスクデットと“チャンピオンズ”の2冠も夢じゃない。

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