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イタリア人FWで最もマークするのが難しいのは? S ― 最も厄介だったのはヴィエリだね。僕がインテルに入ったら、入れ替わるかのようにミラン行きだよ。ツイていないな。今度はミラノ・ダービーで点を決めさせないようにしないとね。ヴィエリ以外には、イブラヒモヴィッチも“フェノーメノ”(怪物)と言えるだろう。“我が”インテルのアドリアーノもそうだよ。練習で何度かマークをする羽目となったけど手に負えないな。敵じゃなくて良かったよ。 シーズン終了後に行われるワールドカップをどう見てる? カンピオナートに影響を及ぼすのかな? S ― いつものことさ。「W杯は関係ない。チームの事を考えるだけ、代表のことはシーズン終了後に考える」なんてみんな言うけど、シーズン後半戦になると、そうはいかなくなってくるはずさ。セリエAでプレーする多くのカンピオーネがW杯を意識しながらプレーするようになるだろうね。極力けがをしないように、無理なプレーは避けるようになるだろう。当然、カンピオナートへの集中も薄れることになる。サッカー選手がW杯を気にしないなんてことはありえないからね。ただ、大事なのはその度合いなんだ。ビッグクラブは、選手のそういう心理をうまくコントロールできるものなんだ。ビッグクラブにとって4月、5月はスクデット争いのヤマ場。そんな時期に自分のところの選手がその2、3カ月後に行われるW杯のことを考えて、プレーに影響するようだと困ってしまうからね。そういうことが起こらないよう、選手の心理面の管理をしっかり行うのが強いクラブと言えるだろうね。 アルゼンチン代表の多くがインテルに集っているということで、ペケルマン監督の仕事もだいぶ楽だろうね。 S ― たぶん、楽になっているはずさ。1つのクラブに所属する選手が多く集まって強い代表チームが生まれたなんてケースは今までにだって多くあったしね。イタリアなんかその良い例だろう。1982年W杯スペイン大会さ。あの時、レギュラーメンバー11人のうちの多くがユーヴェの選手だったらしいね。“ユーヴェ・アッズーリ”が大会を制したんだ。ドイツでは、“インテル・アルゼンチン”として優勝したいと思っているよ。 お決まりの質問だけど、スクデットとチャンピオンズリーグの優勝、どちらのほうが魅力を感じる? S ― 一人のサッカー選手としてはチャンピオンズリーグの優勝を望むよ。でも、これまで長い間スクデットを願ってきたインテリスタのことを考えると、ひとまずはスクデット獲得と言うべきなんだろう。
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イタリアは名監督の宝庫だと思う。アンチェロッティ、スパッレッティ、ザッケローニ……若手にも素晴らしい監督がたくさん育ってきている。その中でも、僕が最高の監督だと思っているのはカペッロさ。ローマにいた時、僕は彼の下でプレーしていたから、彼のことはすごくよく知っているつもりなんだ。勝利を追求するという点では彼に勝る監督はいないと思うよ。彼の頭には勝利しか存在しないし、あらゆる手段を用いて勝利を求めるんだ。そして、最後には必ず大きな勝利をつかむ。選手に対してはすごく厳しい監督だけど、選手との人間関係に関しては、すごく正直で直接的なんだ。影で悪口を言うタイプの人間じゃない。だからこそ、周囲の尊敬を集めることができているんだと思う。マンチーニもサッカーの知識に関しては他の監督に劣ることはない。彼の采配を見ていると、彼がかつて偉大なカンピオーネだったということが分かるんだ。監督としての経験は少ないが、それでも、彼の言葉は明解さ。選手たちとも良い関係を保てる人間だね。
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