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ルーカ、本当に調子が良いみたいだね。プロサッカー選手になってから最高のシーズンと感じているのでは?
トーニ(以下T)― 確かにそうだね。重要なのは、フィレンツェのファンの心をつかむことができたこと。それに、2人の監督の信頼、プランデッリとリッピの信頼を得たこともすごく大きなことだと思っているよ。 ただ、サッカー選手としてのここまでの道のりは決して平坦ではなかったんだよね? T― そう、すごく厳しい道のりだった。“最悪の瞬間”もたくさんあったよ。サッカーをやめたいと思ったこともあったほどさ。サッカーをあきらめて、普通の仕事に就こうかって真剣に考えたことも何回かある。 それでも、君はサッカーをあきらめなかった。 T― 僕のフィアンセ、マルタに礼を言わなくちゃ。彼女はいつも僕を励ましてくれた。僕が前に進むためのエネルギーを与えてくれたんだ。 君とマルタは近々結婚するという話だけど、実際のところはどうなの? T― 多分、そうなると思う。もう結構長いこと一緒にいるしね。彼女は常に僕のそばにいてくれて、僕の心の支えになってくれた。具体的な日時が決まっているわけじゃないけど、近い将来に結婚するつもりだよ。 フィオレンティーナでの1年目は順調に進んでいるし、代表でも最高のプレーを見せている。まさに、“トーニの時代”が到来したという印象を受けるんだけど、君自身はどう思っている? T― カンピオナートでの好調がすべてに良い影響を与えている感じだね。パレルモにいた時もそうだった。カンピオナートで良いプレーをしたからこそ、イタリア代表に呼んでもらえたんだ。今も同じさ。ヴィオラで結果を出していることが、代表での好プレーに繋がっているんだ。 リッピがアッズーリの監督に就任したことが、君のサッカー人生の転機になったと言えるだろうね。 T― そうだね。やはり、W杯予選の初戦が大きな転機になったと思っている。リッピ体制下で初の公式戦であるノルウェー戦、あそこで決勝ゴールを決めたことが、僕のサッカー人生を大きく変えたんだ。場所が僕の“ホーム”だったパレルモだったこと、僕が挙げたゴールが結果的に決勝ゴールになったこと……本当にラッキーだったと思うよ。これ以上のスタートはなかったはずだ。 今シーズンに入って、君はアッズーリの主力に成長したかのように思えるんだけど、君自身はどう思っている? T― それはあり得ないよ。僕はグループの一員に過ぎない。それで十分だと思っているしね。現時点で、代表のポストは僕にとって貴重な財産だ。ただ、その財産がずっと自分のものだなんて思ってはいない。ちょっと油断をすると、すぐ失くしてしまうってことは分かっているつもりさ。僕自身、今の好調ぶりにある程度満足していることは否定しない。ただ、今の状態を少なくともW杯期間中まで継続させなきゃならないと考えているよ。 これまでの代表戦で最も印象的なのは、やはりトリプレッタを記録したミンスクでのベラルーシ戦なのかな? T― そのとおり。あれ以上の瞬間はなかったよ。あんな風に連続してゴールを決められるなんて夢にも思わなかったからね。今思い出しても信じられないくらいさ。僕にとって最高のゴール、最高のトリプレッタだった。それだけじゃない。あのゴールでイタリア代表がW杯予選突破に大きく近づいたということも重要だった。あらゆる面で最高のゴールだったと言えるだろうね。それに、あの試合は僕たちのサッカーへの考え方を変えたという意味でも重要だった。 どういう意味なのかな? T― アウェーでも攻撃の意識を失わず、勝ち点3を取るためのゲームをしなくてはならない。そのことをチーム全員が感じたゲームだったってことさ。それに、僕自身、あのトリプレッタでリッピ監督からの信頼を確固たるものにできたと感じている。僕にとってはこの上なく意味のある3ゴールだったのさ。 リッピ監督から特別なアドバイスはあった? T― リッピ監督には本当に感謝しているんだ。彼は僕に多くのことを教えてくれた。いつも勇気づけてくれたし、必要であれば叱咤してくれたんだ。いつだって僕のプレーを見ていてくれるし、言葉をかけてくれる。いつも「ルーカ、ここで立ち止まっちゃいけないよ」って言われるんだ。そのたびに、「僕だってここで立ち止まりたくはないです。もっと上を目指しますよ」と答えているのさ。 今は驚異的なペースでゴールを量産しているけど、今後もこのペースを続けられると思っているかい? T― うーん、僕としては、「そのつもりでやっている」としか言えないな。 フィオレンティーナは君を獲得するのに1000万ユーロ(約13億5000万円)という大金を費やした。だけど、君の市場価値はすでにその倍になっているって話だよ。 T― それは僕がコメントすべきことじゃないよ。プランデッリ監督の下でプレーすることに満足しているし、ヴィオラの大きなプロジェクトに加わっていることを素直に喜んでいるんだ。もし、ヴィオラのファンが「トーニが来てくれてよかった」と言ってくれるのであれば、僕も「素晴らしいファンに恵まれてハッピーだ」と言いたいね。彼らのサポートには本当に感謝しているよ。 |
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