本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

トッティが故障したことで、現在のリッピは基本システムの再考を迫られている。彼が本大会までに回復すれば、指揮官はおそらくトッティを入れた3トップで試合に臨むだろう。しかし、もし間に合わなければ……この問題について、君はどう思っているんだい?

N― 僕は単なる一選手で、こういう問題に口を出すべきじゃないってことは重々承知している。それを踏まえた上であえて言わせてもらえば、僕は彼が回復してもしなくてもそれほど変化はないと思う。もちろん、僕ら全員がフランチェスコの復帰を望んでいる。ただ、もし間に合わなくても大丈夫だと思うんだ。トーニやジラルディーノ、イアクインタ、ヴィエリ、インザーギ……今のアッズーリには本当にいろんなタイプのFWが揃っている。それに、デル・ピエロも。ドイツW杯が“デル・ピエロの大会”になる可能性だって十分にあるんだからね。

君とトッティは、かつてはライバルチームのキャプテン同士としてしのぎを削ってきた。君たちの現在の関係はどんなものなのかな?

N― フランチェスコとは最高の関係を築いているよ。それはラツィオ時代から変わっていない。ローマ・ダービーの時だって仲が悪かったことなんてなかったしね(笑)。同じローマ出身ということを意識するかって? 確かにラツィオとローマに分かれて、ライバルとしてしのぎを削ったこともある。僕らは常にライバル同士だったけど、互いに尊敬し合っていた。きっとフランチェスコも同じように考えていると思う。彼は“真のフオリクラッセ”と呼ばれるに相応しい選手。だから、一日も早く代表に戻ってきてもらいたい。彼がいないのはアッズーリにとって大きな損失さ。それは誰もが分かっていることだろう?

さっきインザーギの話が出たけど、ピッポが最終メンバーに滑り込む確率はどれくらいあると思う?

N― 僕はその可能性は高いと見ている。今のピッポはミランで素晴らしいプレーをしている。僕から見ても、すごく調子が良さそうなんだ。ここ2年間、彼がプレーできなかったのは単にケガのせいさ。今は故障も完治して以前の彼に戻った。W杯でもきっと貴重な働きをしてくれるはずさ。それに、リッピとピッポはユーヴェ時代からの旧知の仲だから、監督はピッポの実力を分かっている。こう考えていくと、ピッポの招集はすでに決まったようなものと思えるんだけどな。

インザーギ以外で、予想を覆して最終メンバーに滑り込みそうな選手といえば?

N― リッピは頭の中ですでに23名のメンバーを絞り込んでいると思う。実際に、ここ数試合の招集メンバーはほとんど変わらない。ただ、そういうことについては監督に直接聞いてくれるとありがたいんだけどね(笑)。

今のイタリアのストロングポイントは? DF、FW、それとも中盤?

N― どこかのポジションが優れているということじゃなくて、今のアッズーリの強みはチーム全体のバランスがいいこと。どのポジションにもフオリクラッセの選手を中心にまとまっている。誰がフオリクラッセだって? それこそたくさんいるけど、あえて名前を挙げるとするなら、最終ラインではブッフォン、中盤ではピルロ、FWではトッティといったところかな。そう考えると、今のアッズーリは本当に強いチームだね。

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