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先日、『ニューヨーク・タイムズ』紙がイタリアサッカーのクリーンなイメージを象徴する選手として、ルーカ・トーニを紹介した。トーニにとって2005−06シーズンはまさに最高のものとなった。カンピオナートでは31ゴールを決めてセリエA得点王となり、コッパイタリアの2ゴール、代表での5ゴールを加えるとトータルで38得点を挙げたことになる。ワールドカップで2得点を挙げればシーズン得点数が40となる。そうなった時、トーニはW杯の主役になっているはずだ。 イタリアサッカー界を襲うスキャンダルも、トーニのクリーンなイメージを壊すには至っていない。仮に今後、フィオレンティーナがスキャンダルの渦に巻き込まれたとしても、そのことでトーニの功績がすべて取り消されるものではない。 カンピオナート終了後のトーニは、1週間の休暇を挟んでコヴェルチャーノでの代表合宿に現れた。彼は、“勝利のシーズン”を更なる勝利で飾ろうという意識でドイツに向けた練習に汗を流している。 W杯終了後、彼の名前がカルチョメルカートを賑わすことは間違いない。真っ先にトーニ獲得に乗り出したのはインテルである。インテルは、来シーズン、アドリアーノとトーニの2トップでスクデットを奪取しようと目論んでいるのだ。インテルに数日遅れて、ミランもトーニ獲得に名乗りを上げた。このニュースに周囲は色めき立っているが、フィオレンティーナ側は「トーニを手放すつもりはない」と明言している。フロント陣はトーニをフィレンツェに残すために、彼の年俸をアップする意図があることを発表している。 ただし、そんなことはW杯終了後に考えればいい。来るべきW杯でトーニがどんなプレーを我々に見せてくれるのか。期待は高まるばかりである。 |
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