本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

リッピ監督、優勝おめでとうございます。まずは、グロッソがPKを決めた瞬間の気持ちをお聞かせください。

リッピ(以下L)― 幸福感、解放感、抑え切れない喜び……一瞬のうちにすべての緊張感から解放された感じだった。

しかし、あなたは勝つことに慣れていたはずです。

L― 確かに、ユーヴェ時代には多くのタイトル、インターコンティネンタルカップやチャンピオンズリーグを手にしてきた。しかし、今回ばかりは全くの別物だ。これほど感動的な瞬間を経験したことは一度もなかった。

この勝利を誰に捧げたいと思っていますか?

L― 私の家族だね。妻のシモネッタ、それに息子のダヴィデと娘のステファーニアに捧げたい。彼らは、ずっと私と苦楽をともにしてくれた。特にこの数カ月、不愉快なことで彼らを苦しませてしまったからね。だが、今はただこの勝利を祝いたいという気持ちだけだ。

イタリアは24年ぶりにW杯で優勝しました。この勝利は何を意味するのでしょう?

L― 私についてきてくれた素晴らしいグループに誇りを感じるということ、我々を応援してくれ、大きな愛情を注いでくれた国民を誇りに思っているということを意味している。この勝利は我々に大きな誇りを与えてくれた。この功績は岩に刻まれて永遠に残るものだと思っている。

FIGCの会長代理、グイド・ロッシ氏はあなたが今後もアッズーリの監督を続けることを望んでいます。あなたは返事を保留しているようですね?

L― ここで私の将来について質問するのはやめてくれないか。今はそういう質問に答えるつもりはない。今はただ優勝を祝いたいんだ。

W杯制覇でキーとなった場面は? どの時点で「優勝できる」と思い始めましたか?

L― 大きな転機となった場面は2つ。まずはチェコ戦で勝利をモノにした時。あの勝利で準決勝までの道が一気に開けたという感じがした。ブラジルとの対戦を避けられるということが一つのポイントだったと言える。次に、ドイツを破った時。ドイツ代表が一度も敗れたことがないドルトムントで彼らを打ち破ったというのは歴史的偉業だったと思っている。あの瞬間、自分自身にこう言い聞かせた。「決勝では何が起こるか分からない」とね。気を引き締めたつもりだった。しかし、それと同時に「自信を持って戦うべきだ」とも感じたんだ。2つのキーポイントを言ったが、実際は、毎日毎日、毎試合が重要だったことも確かだ。このチームは勝利を重ねることによって、自信を強めていった。勝利を積み重ねることによって、モティベーションが高まり、希望が大きくなっていったのだよ。いつからか、どうしてもジュール・リメ杯が欲しいと思うようになった。そして、望みどおり、それを手にすることができた。選手はみんな本当に良くやってくれた。苦境にあっても、一時たりとも屈することがなかった。常に高い緊張感を持って戦ってくれた。

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