|
|
ミラノ・ダービーについては? これは君にとってだけでなく、イタリアのすべてのサッカーファンにとって、ものすごく重要な試合だよね。
I― ティフォージだけでなく、僕らもダービーが待ち遠しいよ。特に、今シーズンはすごい試合になるはずだ。スクデットの行方を左右するような決戦になるだろうからね。 本当にスクデットを左右するような対戦になるだろうか? I― 僕はそう思っているよ。特に今シーズン、マイナス8ポイントのペナルティーを科せられた僕らにとっては、絶対に負けられない試合となる。ただ、スクデットを手にするためには、1勝だけじゃダメだ。2試合とも勝たなければ優勝はないと思っている。もっとも、今後ペナルティーの軽減措置があるなら話は別だけどね。そうなれば1試合は引き分けてもよくなる。あと3ポイントくらい軽減されればいいんだけど……。 今シーズンのミラノ・ダービーの初戦は、10月28日土曜日のナイトゲームの予定だ。実は、インテルはその3日後に、アウェーでチャンピオンズリーグのスパルタク・モスクワ戦がある。現在のインテルの戦いぶりを見る限り、その試合がグループリーグ突破のカギを握っているようだ。つまり、その試合に気を取られて、インテルに隙が生まれることもあるんじゃないかな?
I― そうは思わないよ。両チームがミラノ・ダービーにかける情熱は半端じゃない。試合に臨む際のモティベーションが他の試合とは全く違うんだ。確かに、モスクワでの戦いはインテルにとって重要なものとなるだろう。だからと言って、彼らが集中力を切らすなんてあり得ないよ。今のインテルなら、チャンピオンズリーグ序盤の不調を取り戻せるはずさ。もちろん勝負事だから何が起こるか分からない。グループリーグで敗退する可能性もある。でも、そうなったらそうなったで僕らにとってインテルは厄介な存在になるね。彼らがカンピオナートだけに集中できるようになるからさ。どっちがいいんだろうね? カンピオナートではローマも不気味な存在だよね。 I― 確かにね。でも、今の時点では何とも言えないな。ただ、僕の考えでは、ミラノの2チームよりは戦力的に劣っていると思う。ローマには攻撃の核となるセンターフォワードがいないからね。モンテッラは素晴らしいボンバーだけど、彼はこのところ故障に苦しめられていた。そう、かつての僕のようにね。だから、継続してレギュラーを務めることは難しいだろう。それに、選手層もミラン、インテルに比べるとやや手薄だ。もちろん、パレルモとともにいい戦いを繰り広げるとは思う。でも、3、4位に食い込むのが精一杯なんじゃないかな。少なくとも僕はそう思っているよ。 ミランとともに勝ち点マイナスのペナルティーを科せられたフィオレンティーナとラツィオはセリエAに残留できると思うかい? I― フィオレンティーナの不調には正直驚いている。昨シーズンのヴィオラは素晴らしいシーズンを送っていたし、カンピオナートで3位となった。たぶん、ペナルティーを受けたことでチームのバランスが崩れてしまったんだろうね。それと、「どうしても勝たなければいけない」というプレッシャーが、選手たちの動きを硬くしてしまっている。もし今後、CONI(イタリアオリンピック委員会)がペナルティーの軽減措置をしてくれないとなると、ヴィオラのセリエA残留はかなり厳しいものになるだろう。一方、ラツィオとは初戦で顔を合わせたんだけど、実際に戦ってみて「なかなか強いチームだ」と思った。ラツィオのマイナスポイントはヴィオラよりも少ない。残留の可能性はラツィオのほうが大きいんじゃないかな。とにかく、今シーズンのカンピオナートは、各チームに科せられたペナルティーに大きく影響されている。今後、ペナルティーの軽減があるかないか……今シーズンは、ピッチ外の要素にも、各チームの監督や選手が一喜一憂することになりそうだね。 |
| 4 / 4 |