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君のミランでのプレーを振り返ってくれるかい。 L ―― 気に入らないことが一つだけあった。「こいつはもう終わりだよ。故障ばかりしている」という噂を立てられたことさ。僕はミランに入ってから常に、“故障持ちのレオナルド”、“壊れやすいレオナルド”という目で周りから見られるようになってしまった。 主役を演ずるより、観客でいることのほうが多かった……。 L ―― そう、初年度はケガで満足のいくプレーができなかった。たった3ゴールしか挙げれなかったんだ。でも2年目は良かったな。 ザッケローニを監督に迎え、スクデットを獲ったシーズンだね。 L ―― 27試合に出場して12ゴール決めたんだ。ファインゴールもあったし、チームを勝利に導く貴重なゴールもあった。最高のシーズンだったよ。 ザック(ザッケローニのニックネーム)とは? L ―― どういう意味? ザックとうまくいっていたかという意味なら答えはイエスさ。フィーリングは抜群だった。「8.5」といったところかな。力を合わせてスクデットを勝ち獲ったわけだしね。 2年前? L ―― 何が? 君が監督の構想から完全に外れたと感じたのはいつ頃? L ―― 昨シーズンだな。ケガも多かったよ、恥骨炎を患っていたんだ。ただそれだけじゃなかった。体調が良い時でもベンチ生活だった。それまで戦術的な理由で外された経験がなかったんだよ。常にピッチにいたんだ。それが、体調が良いにもかかわらずベンチ暮らしを強いられた。生まれて初めての経験だったよ。ミランで学んだことの一つだね。断っておくけど、怒って言っているわけではないよ。「生きている限り、常に新たなことを学んでいく」ということを言いたいんだ。 ベンチに座っていると空しくなるだろう? L ―― (しばらく考えた後)僕に関してはそんなことはなかった。むしろ、チームの窮地に何の役にも立てないことを申し訳なく感じていた。確かに気分が悪ければ、怒鳴り散らすこともあるだろう。でも、それをやってはチームに迷惑をかけるだけだからね。 ザックとファンタジスタの間には、多くのストーリーと、多くの伝説が生まれている。その半分が真実なのか、全部が真実なのかについては疑問符がつくけど、君やボバンとザックの関係は実際どうだったの? L ―― 今のカルチョはそういうものなんだ。僕の力ではどうしようもできないんだよ。チームにとって不可欠のカンピオーネだったら別だけど、その他の選手、すなわち調子の良い時もあるし悪い時もあるというような選手にとっては、監督がどういう選択をするかで運命が決まってしまうんだ。 君は君自身をどのレベルの選手と評価している? L ―― 良い選手だと思っているよ。でも、チームに不可欠な選手だとは思っていない。僕はこれまでのサッカー人生で様々な役割を演じてきた。サイドバックもやったし、MFのポジションもすべてこなしてきた。FWをやったこともある。でも、自分を“偉大なプレーヤー”だと感じたことは一度もない。
“偉大な”というのは例えば誰のように? L ―― 例えば……リヴァウドかな。ミランに入ってくるなんて噂もあるけど、(笑いながら)もし彼がミランに来たら、僕なんか高校生のレベルに見えてしまうよ。彼だったらどのチームに入ってもやれるだろうし、チームメイトも楽になると思っているけどね。 エジムンドにはどう対処すべきなんだろうか? 辛抱して待つべきなのか、頬に平手打ちをかますべきなんだろうか? L ―― 忍耐が必要さ。彼とは今までいろいろなことについて話したよ。もちろん、彼が“変人”に見えるということは否定しない。彼は他人に管理されるタイプの人間ではないからね。でも、彼は愛情を必要としているんだよ。それに、時間を必要としているんだ。だからこそ、辛抱強く待ってあげるべきだと思うよ。僕は時々、今は亡きある選手のことを思い出すんだ。 「本能的ひらめきを持ったドリブラー…… その動きを止めることは非常に難しい。なぜなら、止めなくてはならないと思った時点で、すでに彼は逃げ去っているのだから」 それは誰のこと? L ―― ガリンシャだよ。ブラジルの詩人が書いた一節を言っただけさ。マネ(ガリンシャのニックネーム)の時代、サッカーはファンタジーアの表現だったんだ。 | |||
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