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レアル・マドリーとの契約は2005年6月までだよね。 これまで一度も他のチームに移るなんてことは考えなかった? ラウール(以下R) ―― 月並みな言い方だけど、今のサッカー界には確かなことなんて存在しないのです。レアルは僕のチームですよ。世界一のチームです。マドリッドは僕の生まれ育った町だし、快適ですよ。でも、契約が切れた時点でどうなるか、なんてことは全く予測できません。その時点で真剣に考えるつもりです。世界中のクラブのドアは開かれています。何が起こるかわかりませんよ。 イタリア、イングランド、フランス…… レアルを出るとしたら、どこでプレーするのだろうか? R ―― レアルを出るとしたら、イタリア以外には考えられませんよ。セリエAは魅力的です。レベルは高いし、競争も激しいし、やりがいがありそうです。それに最高のプレーヤーが揃っていますからね。例えば、シェフチェンコとか……パヴェル・ネドヴェドもいますし。ネドヴェドは正真正銘のカンピオーネです。バロン・ドールを受賞してもおかしくないほどの選手ですよ。上手くて、強い。それに得点能力もあります。まさにチームの牽引車とも言える選手です。それに、なんて言っても頭がいい選手でしょ?
できれば、レアルに入ってもらいたいんじゃないの? R ―― ネドヴェドみたいな選手を欲しくないなんて言うチームはないでしょう。 バロン・ドールに関しては、受賞したフィーゴと君との間に摩擦が生じたという噂もあったけど、それってメディアの作り話かな? R ―― 僕がフィーゴに文句を言う理由なんてないでしょう? 彼がレアルに来てくれたおかげで、僕のボールタッチ数は増えたんですよ。彼のおかげです。フィーゴはチームプレーに徹しています。よく走ってくれるし、ラストパスも出してくれる。摩擦なんて起こるわけありませんよ。それに、デル・ボスケ(レアルの監督)はロッカールーム(の雰囲気)を実にうまくコントロールしています。現在、チーム内の団結心は最高です。 「セリエAでプレーしない限り、本当のスーパースターとは言えない」などと言う人もいるけど? R ―― リーガ・エスパニョーラはヨーロッパで最もスペクタクルなサッカーを行うリーグです。でも、イタリアのリーグがそれより劣るというわけではありません。カルチョがすごいということは認識していますよ。特にファンの情熱には驚かされました。以前、3日間だけ、ローマで過ごしたのですが、その時、ラツィオのファンが僕を呼びとめて、「ラツィオでプレーしてよ」と言うのです。その数分後に、今度はローマのファンが「君を欲しい」と言うんですから。かなり熱いですよね。それにちゃんと僕に対して敬意を示してくれました。礼儀とか教育が行き届いている国なんだなと肌で感じました。ショッピングも自由に楽しめましたしね。でも、マドリッドではそうはいきません。常にパパラッツィに追われてしまいますから。イタリア料理もエンジョイできました。実は僕、パスタに目がないんですよ。
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