本誌記事 WebCALCiO 2002

パオロ・マルディーニは今、人生の岐路に立っている。将来を決める大事な分岐点に─。

3カ月前、マルディーニはこう語った。「今シーズン限りで引退するよ」。もし彼がユニフォームを脱いだら、カルチョの世界からまた一人、真のバンディエラが消えゆくことになる。そして、あれから3カ月が経った。現在、マルディーニの頭の中には、「現役続行」という選択肢が再び浮かび始めているようだ。引退か、それとも現役続行か。今シーズン終了後にどちらの道を選ぶのか、すべては彼の決断次第だ。

サッカー界には元ブラジル代表のロマーリオのように、1000ゴールという偉業を目指してプレーし続ける選手もいる。一方、ミランのバンディエラであるマルディーニの目標は、公式戦1000試合出場を果たすことだ。彼は今シーズン、ミランで23年目のシーズンを送っている。もし開幕から順調に出場していれば、シーズン終盤に記録を達成できていただろう。しかし、序盤の体調不良で思ったように記録が伸びず、2月28日現在、彼の出場数は983試合(ミランで840試合、イタリア代表で126試合、アンダー世代の代表で17試合)。1000試合出場をクリアするためには、来シーズン、少なくとも1カ月は現役を続ける必要がある。

シルヴィオ・ベルルスコーニ会長の言葉を借りるなら、「ミランはカピターノであるマルディーニのことを、来シーズンもまた待っている」。ただし、道を選ぶのはマルディーニ自身だ。痛めていたひざの状態も現在はだいぶ回復している。体調さえ良くなれば気力は自然に蘇ってくるはずだ。さらに、ロナウドの加入も38歳のマルディーニにとって良い刺激になっていることだろう。マルディーニは来シーズンもまた、ミランのバンディエラとしてプレーするのだろうか? その結末は彼のみぞ知る。

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