本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

アテネでの勝利の後、ガッリアーニ副会長は、「今のミランは完璧なチームだ。この夏、誰かを放出することはおそらくない」と発言していた。このコメントについてはどう思う? 今のミランは、本当に最強のチームだろうか?

K─ 順を追って説明していくね。今シーズンの僕らは、チャンピオンズリーグ制覇という偉業を成し遂げた。これは絶対に忘れるべきことではない。しかも、僕らはこの5年間で3度も決勝に進んでいる。つまり、僕らほどチャンピオンズリーグという大会と相性の良いチームは他にないってことさ。チャンピオンズリーグの舞台は、僕らにとってもはや自分たちの家のような場所なんだ。もちろん、このまま何もしないのがベストだと言っているわけじゃない。夏の補強は絶対に必要だと思う。フロントだって、必ず僕らの期待に応えてくれるはずさ。インテルからスクデットを奪還するためには、インテルとの間にある戦力差を少しでも詰めていく必要があると思うから。

来シーズンは、ユヴェントスもセリエAに戻ってくる。
スクデット争いはより熾烈になるだろうね。

K─ 今シーズンの絶対的な強さを見る限り、スクデット候補の筆頭はインテルになるだろうね。ユヴェントスが戻ってくることについては、僕自身はすごくうれしく思っている。ユーヴェは、ミランとともにイタリアを代表するクラブだからね。イタリアサッカー界にとっても、彼らのセリエA復帰は歓迎すべきことだと思う。おそらく、彼らはすぐにスクデット争いに絡んでくるはずだ。来シーズンの彼らには、チャンピオンズリーグを戦う負担がなく、カンピオナート一本に標準を絞って戦うことができる。来シーズンのユーヴェを軽視するのは危険だと思っているよ。

ロナウジーニョとエトオ、もし一緒にプレーするんだったら、どちらの選手が良い?

K─ 2人とも偉大なカンピオーネだよ。もっとも、プレースタイルはかなり違うように思うけど。どちらと一緒にプレーしたいかって? 誰を獲得するかという問題は、フロントや監督の仕事。僕ら選手がとやかく言うことじゃない。もちろん、セレソンだけでなくミランでもロナウジーニョ、ロナウドとトリオを組めたら最高だとは思うけど。そうなったら、まさに夢のような話だね。

先日、41歳のビリー・コスタクルタが現役引退を発表した。一方、39歳のパオロ・マルディーニは、現役をもう1年続けることを決めた。君は今25歳だけど、自分が40歳になった時のピッチ上での姿を想像できる?

K─ 僕ぐらいの年齢でそれを想像できる人はほとんどいないんじゃないかな。それに、あの2人は、一種の“怪物”だよ。体力的な面でもそうだけれど、メンタル面でも彼らは別格の存在なんだ。彼らのプロ意識の高さにはいつも感心させられる。でも、ビリーやパオロだって、25歳の時はあったわけだよね。その時、自分が40歳になった時のことなんて考えられなかったんじゃないのかな? その年齢まで現役を続けるには、実力だけでなく運も必要だと思う。あの2人には、それがあった。来シーズンから、ビリーはミランのテクニカル・スタッフの一員になる。僕はすごく歓迎しているんだ。彼は今まで選手として多くの貴重な経験をしてきた。それを僕たち現役の選手に今後も伝えてほしい。パオロのほうは、来シーズンより良い状態でプレーするためにもう一度ひざの手術をするそうだね。もし僕が彼の立場だったら、そこまでできるだろうか? 彼のサッカーへの情熱の強さには、今さらながら驚かされるよ。

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