本誌記事 WebCALCiO 2002

2007年6月26日、ミランの“偉大なカピターノ”、パオロ・マルディーニは39歳になった。彼は今、日本での“現役最後の大一番”に向けて準備を進めている最中だ。

第8節エンポリ戦で約5カ月ぶりに復帰。後半22分に交代するまでプレーでチームを牽引した

10月21日、マルディーニはひざの手術後、約5カ月ぶりにセリエAのピッチに立った。サン・シーロでのエンポリ戦に0−1で敗れ、復帰戦を勝利で飾ることはできなかったが、ミランのカピターノは、日本での大一番に向けて動き始めたことをプレーで示したのである。

スクデット7回、チャンピオンズリーグ優勝5回。昨シーズンまでのチームメート、アレッサンドロ・コスタクルタがピッチを去った今、もはやこの大記録に肩を並べる現役選手は一人もいない。コスタクルタは昨シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を手土産に現役を退いたが、マルディーニはもう1年、現役続行を決めた。そう、クラブ・ワールドカップの優勝トロフィーを横浜の夜空に掲げるために。

この大会がインターコンティネンタルカップ(トヨタカップ)と呼ばれていた時代、マルディーニは東京でそのタイトルを2度手にしている。前回の出場は、チャンピオンズリーグ決勝でPK戦の末、ユヴェントスを下して出場権を得た03年のこと。しかも、決勝でボカ・ジュニオルスにPK戦の末に敗れて涙をのんでいる。あれから4年、奇しくも今回の南米代表もボカ・ジュニオルスである。これも何かの因縁なのだろう。

クラブ世界一の称号を奪還するため、ミラノの偉大なカピターノは日本で“最後の戦い”に挑む。

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