本誌記事 WebCALCiO 2002
サブタイトル

将来の夢は?

T─ いくつかあるよ。まずは40歳まで現役でプレーすること。それからイタリア代表でプレーしたい。ドイツ・ワールドカップの前、僕はマルチェッロ・リッピ監督率いるアッズーリの本戦出場メンバーの候補になった。ただ、あの時、僕はケガをしていてね。結局、メンバーに入ることができなかったんだ。

あこがれている選手は?

T─ たくさんいるけど、最も好きなのはトッティとデル・ピエロだね。

若手時代の苦労が役立つことはある?

T─ あるね。僕は自分の歩んできた道を心から誇りに思っている。あの時代があったからこそ、僕は精神的に強くなれた。それから、スペインからもう一度、イタリアに戻って来ることができたのもうれしい。もちろん、この国のサッカーにはいろいろと問題もある。でも僕は、今でもセリエAこそが世界で一番美しいリーグだと思っているんだ。確かに、スペインはプレッシャーが少ない分、プレーに集中しやすい部分はある。ただし、サッカー選手にとってプレッシャーは一種のカンフル剤。ある程度のプレッシャーを受けて、初めて自分が一人前になったと感じることができるんだ。

セリエAで復活することができたのは誰のおかげだと思う?

T─ まずは妻のサーラに感謝したい。サーラは典型的なフィレンツェ人で、持ち前の明るさで苦しい時期も僕を支え続けてくれた。あとは娘のジュリアの存在も大きい。ジュリアは今、1歳半で、本当に可愛いんだ。娘のおかげで僕の生活は信じられないくらい充実している。家族3人、フィレンツェ郊外のチェルトーザにある家で本当に幸せな毎日を送っているよ。

今シーズン、スクデットを獲得するチームを予想してもらえるかな?

T─ おそらくインテルだろう。

ミランのパトについてはどんな感想を持った?

T─ 新たな“フェノーメノ”が出現したって感じかな。パトだけじゃなく、インテルのバロテッリもすごい選手だよね。2人ともまだ10代だろう? 10代であんなプレーができるなんて信じられないよ。

ミスを連発し続ける審判たちに何か言いたいことはあるのかな?

T─ 僕は何も言わないよ。そう、ピッチ上と同じようにね。確かに、ミスは多い。でも、彼らだって、わざとやっているわけじゃない。あまり騒ぎすぎないほうがいいと思う。

現在、レーガは『テルツォ・テンポ』を行っている。ラグビーの習慣を参考にして、セリエAにフェアプレーの精神を根づかせることが狙いのようだけど、この試みには今のところ賛否両論ある。実際に、第20節、君たちがホームでユーヴェに1−3で敗れた後の『テルツォ・テンポ』では、選手間に微妙な空気が流れていたようだ。君はこの試みに賛成?それとも反対?

T─ 微妙な空気か……確かに流れてたな(笑)。まあ、フェアプレーの精神を根づかせるという試み自体は良いことだと思う。ただし、試合が終わった直後というのは、なかなか冷静な気持ちになれないものだよ。もう少し後なら普通の状態に戻れるんだけど。

君はシャイな男だよね。その性格で、今まで損をしたことも多かったのでは?

T─ 昔はもっとシャイだったよ。これでも、だいぶ変わったんだ。でも、いつも大人しいわけじゃない。僕を怒らせたら本当に恐いぜ(笑)。

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