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| 君とリッピとの関係は? C ―― 彼の復帰には、正直言って驚いたよ。彼とやってた時には、いろんなタイトルを獲得できていたからね。今回も彼は、操縦しやすいフェラーリ(いいチーム)を手中にしているんじゃないかな。それから……。 それから? C ―― そうだな。僕らの関係については、いろいろ取り沙汰されてきたよね。 そうそう、その中には、真実もあったし、伝説じみた話も、それにひどい話もあった。 C ―― 親子みたいなものさ。ケンカすることもあるし、お互い面と向かってきつい言葉で罵り合ったりもするね。つまり、偽りなくすべてを言い合える仲ってことさ。去年、彼と電話で話した時に、僕のコンディションもすべて話しておいたよ。 EURO2000の時、あのゲオルゲ・ハジが君のことを「“マーガレットの花”のようにしちゃった」と言っていたけど? C ―― (爆笑)そうそう、ルーマニア戦であいつに“踏みつぶされて”しまったんだ。それをTVで見たリッピがすぐに電話をかけてくれたんだ。なかなか“いい人”だろう。 8月に入って、彼とは話したのかい? C ―― いや、実はまだなんだ。 フロントとも? C ―― まだ、誰とも話してないよ。 ということは……君はチームを去ることになるのかな? C ―― それは、まだわからないさ。僕のことを「もう歳だ」なんて言う人がいるけど、そんな時、僕はこう考えるようにしているんだ。まず、まだ高いレベルであと4、5年はプレーしたいし、できるんだってこと。次に、この間のウィンブルドンでのイワニセヴィッチ(テニスプレーヤー)の優勝。彼は31歳で、あのウィンブルドンを制したんだよ。そして、その次がディ・リーヴィオ(フィオレンティ−ナ)のこと。彼はもう35歳なのに、どんどん若返ってるよね。僕もあんなふうに歳をとりたいもんだよ。 これから、もし移籍するとしたら、イタリアのチームがいい? それとも国外に行くかい? C ―― まだ考えてないけど、そういうことになったら熟慮したいね。いずれにしても、僕はリーグ戦、チャンピオンズリーグ、コッパイタリアを戦うチームに入っても、まだ十分にやっていける自信があるよ。 それって来シーズン以降もユヴェントスに残りたいってこと? それとも? C ―― いや、もちろん僕自身もクラブもお互いが同意したうえで、双方がハッピーになるなら、ユーヴェを離れることだってあるかもしれない。
C ―― まだまだ高いレベルでプレーできるってことを証明すること。 あとは……わかるよね。アジア初のW杯でプレーすることさ。 W杯に行くためには試合に出てプレーする必要があるよね。ただ今シーズンのユーヴェはいい選手ばかりで、そこに割って入るのはかなり大変そうだけど? C ―― 確かに、プレーできなきゃ始まらない。ただ、リッピはいつも「今後も門戸を閉ざすつもりはない」って言っているからね。まだチャンスはあると思うんだ。 君は、自分が絶対に放出されないプレーヤ−だとは思ってはいないの? C ―― 全然、思ってないね。 ユヴェントスのバンディエーラ(チームの旗頭)だとは? C ―― そんなもの、もう存在しやしないさ! だから、クラブも僕との契約を更新しないんだよ。ただ、たまに僕をバンディエーラと見なしてくれる人々に出会うんだけど嬉しいものだよ。彼らはきっと、僕が片足で全力を尽くしてたことを知ってくれていたんだね。 もし、君がユーヴェでの10年についての本を書くとしたら、表紙の写真には何を選ぶ? C ―― 95−96年のチャンピオンズリーグでアヤックスを破って優勝した時のやつがいいな。ティフォージも、僕たち自身も、ずーとその瞬間を夢見ていたんだから。 つらいことや苦しいことを書くとしたら? C ―― 人間関係における大きな失望について書くよ。 今の君はすごくつらそうで、失望しているように見えるんだけど……。 C ―― そう、まるで長く続いた恋愛が終わってしまうのを目の当たりにしている気分だね。今の僕とユーヴェは、そんな感じだよ。 その恋愛が終わらないためには、何をすればいいのかな? C ―― 何かが変わらなきゃダメだね。というのも、今は終わりに向かってまっしぐらって感じだからね。ただ、クラブの僕に対する態度にはがっかりさせられるよ。僕は、いつも自分は完全なユヴェンティーノだって思っているんだけどね。
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