100%出場を保証してくれる
アタランタに残るか、
ポジション争いをする気でミランに行くか、
時期が来たら決断しなくてはいけないんだ |
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| マッシモ・ドナーティは、3月26日に20歳の誕生日を迎える。セデリアーノ出身のフリウラーノ(フリウリ人)、アタランタ中盤のリーダー的存在である。今シーズンが彼にとって初のセリエAである |
君はいつもサッカーのことに夢中だね?
ドナーティ(以下D) ―― 子供の時は夢が2つあったんだ。サッカー選手になること。でなければ、ガソリンスタンドの店員になることさ。
アタランタに入ったのはいつ頃?
D ―― 生まれ故郷のセデリアーノという村で、7歳の時にボールを蹴り始めたんだ。やがて、アタランタのスカウトが来て僕と契約したのさ。でも、すぐにアタランタの配下にあったチームに修行に出されたんだ。最初はウディネのアンコーナに出されたんだ。そこで2年間下部組織でプレーして、次に同じくウディネのドナテッロというチームの下部組織に預けられたんだ。要するに、12歳から14歳までは他のクラブの下部組織でプレーしたんだ。
そして、いよいよベルガモにやって来るんだね?
D ―― そう。ベルガモでは寄宿舎で生活するようになったんだ。最初はジョヴァニッシミ(13歳〜14歳)に登録されたんだけど、大変だったよ。身長が急激に伸びたんで、膝に負担がかかるようになったんだ。あの時点で膝はぶっ壊れる寸前だったんだ。ただ、その時、ファヴィーニとボニファッチョ(下部組織の指導者)が僕の膝のことを考えてくれたんだよ。そのおかげで今の自分があると思っているよ。
君の両親はベルガモについてきたの?
D ―― いや、僕のことを信じていたみたいだった。父のアゴスティーノはウディネ大学で働いているんだ。母のピエリーナはいつも僕を激励してくれたよ。時々、忠告もされていたけれどね。
どんな忠告?
D ―― 「仕事(練習)をすればやがて報われる。気晴らしは往々にして自己犠牲を無にしてしまう」とよく言われていたよ。僕だって、他の同年代の友達と同じように馬鹿騒ぎしたいという誘惑にかられたこともあったさ。ただ、その度に、自分に言い聞かせたんだ。「誘惑に負けると、その代償は高くつくぞ」ってね。
学校はどうしたの?
D ―― 去年高校を卒業したよ。会計士の資格を手に入れたよ。大学にも行って、政治学を学びたいと思っているんだよ。ただ、今シーズンはサッカーに専念するよ。
今のチームの成績を見れば当然だろうね?
D ―― そう。今シーズンのアタランタは本当に素晴らしい“軍団”になったと思っているよ。
兵役はどうするつもり?
D ―― 法律が変わって、正式な職業を持っていれば、兵役は免除されると聞いているけど。
数十億リラという数字が君の人生を変えるのかな?
D ―― 数十億リラというのは何なの?
金持ちになると君の人生も変わるんだろうね?
D ―― 僕は今の収入で十分に満足しているんだ。数十億リラが生き方を変えるなんていうのは、僕には無縁の話だよ。
成功した時、変わるのは君自身かな、それとも、周囲かな?
D ―― この2年間で“友達”と称する人が異常に増えたことは感じているよ。大事なのは、その中から本当の“友達”を選ぶことだと思っているんだ。それと、一日も早く自分自身が成熟できるように努力すること。これが最も重要なことじゃないかな。
君と同年代のカッサーノについて聞きたいんだけど、彼は生意気なのかな? それとも、単に正直者だということかな?
D ―― 彼は純粋な奴さ。水晶のように澄み切っているんだよ。それが、受け取る側によっては、感じのいい青年にもなるし、感じの悪い奴ということにもなるんだ。ただ、少なくとも、心に思っていることを素直に言っているだけだと思うよ。
君自身、どの面において成熟していると思う?
それに、どの面で「まだガキだ」と思っている?
D ―― 僕はまだ19歳だけれど、チームの中では相当な責任感を負わされていると思うんだ。ただ、それでも時として“ガキ”のように震え上がることもあるんだ。最近もあったよ。僕が憧れているアルメイダと対戦した時のことだよ。試合前のウォームアップの時、アルメイダのそばにいるということが信じられなかったのさ。本当に身震いしていたよ。ただ、ゲームが始まってからはいつもの自分に戻ったけどね。
部屋に飾ってあるポスターは?
D ―― ライカールトとフリットさ。
目標とするプレーヤーかい?
D ―― 1番の目標さ。それに僕はずっとミラニスタだったんだ。
ということは、(ミランへの移籍は)君の長年の夢が実現するということだね?
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| クラウディオ・ジェンティーレ率いるU−21代表のウインドブレーカーを身に付けたドナーティ |
D ―― リーグ戦終了まで、まだ5カ月も残っているよ。
君が何を言いたいのか理解できるよ。
D ―― 僕がミランとの共同保有の選手だということは知っているだろう? 時期が来たら、その時点で選択しなくてはならないんだ。100%出場を保証してくれるアタランタに残るか、ポジション争いをする気でミランに行くか、という決断をね。
今現在、君はどちらを望んでいるの?
D ―― ……。どちらも落胆させたくないというのが本音かな。 |