U−21代表でプレーできることには、
もちろん満足しているけど、
今はA代表に入れるだけの力を
身に付けることが1番の目標かな。

君の長所は?

D ―― 第1に相手に恐怖感を抱いていないこと。次に、相手のボールを奪い、それを速い攻撃に結びつけることができることかな。

今後、直していきたいと思っている点は?

D ―― 時々、気の抜けたようなプレーをしてしまうんだ。ともかく、集中するよう心がけてはいるんだけど、抜けてしまうこともあるんだ。馬鹿なプレーをしてしまうんだよ。それで監督に叱られるんだけどね。

ヴァヴァッソーリ監督は“親父”という感覚かな?
それとも、“兄貴分”という感じ?


D ―― “賢い親父”っていう感じかな(笑)。カリスマ性を感じるよ。民主的な考えをする人だよ。彼の下では全員が平等という感じなんだ。

君のことを、すでに“名選手の域”に達したと書いてある記事があったんだけど?

D ―― クリスマス前のインテル戦のことでしょう? 僕もその記事を読んだよ。いい記事だったけど、僕程度のプレーヤーを褒めすぎだよ。

君はアルベルティーニと似たタイプのプレーヤーだって?

D ―― 何て答えたらいいの? どう答えても、“うぬぼれている”と思われてしまうだろう。でも、ちょっとだけ、共通点はあるかな……。

ゲームをコントロールし、ロングパスを出し、走り回り、そして攻撃のビルドアップをするところかな?

D ―― 光栄の限りだよ。チームメイトにも言ってやってよ。

どういう意味?

D ―― だって、いつも僕をからかうんだよ。僕が得意とするプレーをする時に、いつも左アウトサイドに行く癖があるって言うんだよ。相手の選手をドリブルでかわす時、左アウトサイドに行くクセがあるっていうこと。それが見え見えらしいんだ。

でも、君は右利きだろう?

D ―― そうだよ。ただ、この2年間、ほとんどのゴールは左足で決めているんだ。すなわち、右でも左でも蹴れるということなんだ。

ゲンを担いだりする?

D ―― いいところをツイてきたね。僕は迷信深いところがあるんだ。例えば、靴下を履く時は必ず決まった足から履くとか、試合の前日は必ず鳥の腿の部分を食べるとか……単に以前そうしたら結果が良かったというだけなんだけどね。

君の背番号は29なんだけど、それにも何か特別な理由があるのかな?

D ―― 去年もらった番号なんだ。今シーズンが始まる前は、もっとポジションにふさわしい番号をもらおうかなとも思ったんだ。例えば、4番とかね。でも、昨シーズン29で好成績を残したからそのままにしておこうと、結局、昨シーズンと同じ29番にしたんだよ。

彼女はいるの?

D ―― エレ−ナという娘だよ。



昨シーズン、セリエBで20試合に出場し1ゴールを記録した
これまで常にプレーメイカー(ボランチ)としてプレーしてきたの?

D ―― 一度だけセンターバックとしてプレーしたことがあるよ。
結構いい出来だったと思うよ。

つらかった時期は?

D ―― さっきも言ったように、アタランタに移ってきた頃は、思ったように事が運ばず、チームに貢献できなかった。昨シーズンだって、すべてが順調に行ったとは言えないしね。

コッパ・イタリアでデビューしたんだよね?

D ―― そう、ミラン戦だった。ベルガモでのゲームだった。3−2で勝った試合さ。ナッピが2ゴールを決めたんだ。僕も悪くはなかったと思うよ。そして、次の日曜日、スタメンで起用されたんだけど、いいプレーができなかった……。キエーヴォに負けたんだ。それから、またベンチ暮らしだった。それで、ベンチウォーマーという“楽な”生活が10試合くらい続いた頃、ペスカーラでのアウェーのゲームでレギュラーの3人が出場停止、他にもケガで出られない選手が出て、また僕に出番が回ってきたんだ。その時は最高なプレーができたんだ。ゲームも1−0で勝ったし、最高だったよ。そして、それ以来、控えに回ることはなくなったんだ。人生というのはこんなものなのかな。チャンス次第ということだよね。

君の目標に順位をつけるとしたら?

D ―― 1番の夢は何といってもアッズーリかな。U−21代表でプレーできることには、もちろん満足しているよ。でも、今はA代表に入れるだけの力を身に付けることが1番の目標かな。2番目はたくさん子供を作ること。3番目は貧しい人を助けることかな。

貧しい人を救済するって?

D ―― そうだよ。誰がそれに反論できるというの? 少なくとも、サッカー界ではとてつもない金額がまかりとおっているだろう? そういう額を手にしている者が、微笑むだけの余裕がない人のためにできる限りのことをしてあげるのは当然なことだと思うんだ。

君が、そういう額を手にする立場になったら、実際に貧しい人を救済するなんてことをするのかな?

D ―― 手を差し伸べるなんてもんじゃないさ。空腹で命を失おうとしている人や、苦しみと戦っている人に“大きな”手を差し伸べるつもりでいるよ。

約束できるね?

D ―― さっき、人生が変わるかって聞いたよね? 「僕は今のままだよ。決して変わらないよ」なんて答え方はしないよ。みんなそう言うはずだからね。だから、僕は「見ててくれ。今にわかるよ」としか言わないよ。僕が今と変わっていないということがわかるはずだよ。

アタラヤックス(アタランタとアヤックスの合成語)は、近い将来、どんなタレントを輩出するのだろうか?

D ―― すぐにでも挙げられる選手がいるよ。近い将来、必ず出てくる器だよ。GKのトマシグとMFのパドイン。間違いなく表舞台に出てくると思うよ。

GMのエミリアーノ・マッシェッティがタレントの輩出に関してこう言っていた。「チームにタレントがいるかどうかというのは問題ではない。
大事なのは彼らを使うだけの勇気があるかどうかなんだ」とね。

D ―― まさに真実だね。

監督の勇気に応えるには?

D ―― 自分自身を信じることさ。ただ、ベンチにいる選手にも敬意を持つことが大事だよ。いつ何時、立場が変わるかわからないからね。自分がピッチに上がっている限り、そのためにベンチに座らざるを得ない選手がいるということを頭に入れておくべきなんだ。

基本的考え方は?

D ―― 学校さ。すべて学校で培われるものなんだよ。
3 / 3