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今のバティはジャッロロッソの一員になった。ローマでの初年度の目標は? B ―― 勝つことだよ。そう、スクデットを勝ち取ることだ。それがローマでの目標でもあり、願いでもあるんだ。幸いにしてセンシ会長はチームの各ポジションを補強してくれた。もちろん、やってみなければわからないが、戦力面では十分にスクデットを狙えるチームだと思っている。スクデットだけじゃなく、UEFAカップやコッパ・イタリアだって狙えると思っているよ。今シーズンのローマの戦力を見る限り、すべてのタイトルに挑戦すべきだと思う。 ローマには多くのカンピオーネがいるが、君はどんな印象を受けている? B ―― すごい選手が揃っている、という感じだね。トッティのことは前からよく知っている。人間的にもいいヤツだし、生まれついての才能を持っている選手という感じだな。近いうちに、トラップのアッズーリのリーダーにもなれる器だと思う。彼のパスでゴールを量産できることを願っているよ。そして、「モンテッラは俺にとってライバルだ!」って言ったらマスメディアは喜ぶだろうね(笑)。まあ、冗談はさておいて、俺がモンテッラの実力を高く評価しているというのは事実だよ。彼と対立するつもりなんてまったくないよ。互いが互いのプラスになるようにやっていくつもりだ。2人が力を合わせたほうがチームにとっていいに決まっているんだから。
デル・ヴェッキオは? B ―― デルヴェッキオは本物のFWだ。闘争心はあるし、決めるべきところは確実に決めるし、彼のような選手はどのチームにいても貴重な存在となるはずだよ。 ナカタは? B ―― ナカタは視野の広いプレーヤーという印象を受ける。ボールが足もとにあれば何でもできるという感じだ。俺だったら、彼の才能に賭けてみたいね。必ず、新ローマの大きな戦力になるはずだ。
B ―― そうだよ。彼は俺の大親友さ。アルゼンチン代表でも、フィレンツェでもいつも一緒だった。だから、また、ローマで一緒にプレーできて、すごくうれしいんだ。バルボにはローマの水が合っているんだよ。ローマの“主”さ。出場機会さえ与えられれば、いい仕事をすると思うよ。 君は攻撃陣の話ばかりしているけど、攻撃だけでは勝てないよね? B ―― そのとおりだよ。でもDF陣にも経験豊富な選手がそろっているから心配ないよ。なかでも、新入団のサムエルは本当に素晴らしい選手だよ。同郷の先輩として太鼓判を押させてもらう。また、エメルソンがケガしたことは残念だけど、アスンソン、トンマージ、ザネッティと人材は豊富だから、彼がピッチに復帰するまでの間、持ちこたえることは十分に可能だと思う。 カペッロの戦術は? B ―― 昨シーズンは3バックでプレーしていたが、今は、4バックでも練習している。若干の手直しが必要だろうけど、全体としてはうまく行っていると思うよ。カペッロは、シンプルかつ、効果的なサッカーをやろうとしているんだ。俺にとってもやりやすいスタイルだと思っているよ。 スクデットの最大のライバルは? B ―― ラツィオと言わせたいんだろう? でも、そうだね、やっぱりラツィオかな。ただ、ユーヴェも要注意だよ。ラツィオはスクデットを獲ったことで生まれた自信が大きいだろうね。だが、チャンピオンズリーグにエネルギーを奪われてしまう可能性もある。戦力面に限れば、ペルッツィがゴールマウスに入り、ロペスとクレスポが攻撃陣に加わったことで、さらに戦力アップしたことは確かだ。そしてユーヴェには“決してめげない”という精神的強さがある。昨シーズン、最終日にスクデットを失ったことで、リベンジ精神も高まっているだろうしね。ラツィオとユーヴェが我々にとって最大の敵と言っていいと思うよ。 ローマには、“アルゼンチンの宿敵”ブラジルの選手が多くいるけど、うまくやって行けそうなのかな? B ―― 国籍なんて俺にはどうでもいいことさ。問題はその選手がどれほどの能力を持っているかということなんだ。ローマのロッカールームはすごくまとまっているよ。全員が勝つ、という共通意識を持っているんだ。ブラジル人だとかアルゼンチン人だとか、そんなことはどうでもいいことなんだ。 奇妙なことに、ライバルのラツィオは君の同胞、アルゼンチン人が主力だよね? B ―― みんないい選手だよ。ベロン、クレスポ、シメオーネ、センシーニ……ラツィオは強そうだね。 中には君とあまり考え方が合わない選手もいるんじゃないの? 特に、ベロンとはソリが合わないと聞いてるよ? B ―― 問題発言だね。ということは、俺にとっても、ローマにとっても最大の敵と言えるわけだ。ベロンは素晴らしいプレーヤーだよ。彼がいるからラツィオは強いんだ。「バティとベロンの仲が悪い」なんて噂も立っているが、そんなのはデタラメだよ。代表チーム内で問題や論争を引き起こしたことは一度もないよ。 論争と言えば、背番号9を巡る論争があったね? B ―― これまでに何度も言ったが、もう1度だけ言うよ。俺は背番号なんてどうでもいいと思っているんだ。問題は結果だよ。何本ゴールを決めるか、どれだけチームに貢献できるかということなんだ。俺はモンテッラと背番号9の取り合いをするためにローマに来たわけじゃない。スクデットを獲りに来たんだ。 そこで、18番で我慢したというわけだね? B ―― ヴィンチェンツォ(モンテッラ)が9番に固執するから、俺は18番にしただけだよ。9の2倍の18番にね。ただ、繰り返し言うが、背番号は問題じゃないんだ。俺はただ勝ちたいだけだよ。どうでもいいこと(番号)のために戦うことにはうんざりしているんだ。 | ||||||||||
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