ポジション柄、
ダーヴィッツとは
うまく絡んでいきたいと
思っています
2000年5月にはユーヴェからの誘いに応じたけど、なぜ、ユーヴェだったの?

A
── クラブとしての組織もしっかりしているし、チームとしても最高だからです。ユーヴェは僕の能力を信頼してくれたし、僕もユーヴェの凄さを認めています。ユーヴェからの誘いを断る理由なんて存在しないでしょう? バルセローナからもオファーはありました。でも、途中で会長が替わり、ファン・ハールが追い出されてからは何の連絡もありません。モッジ(ユヴェントスGM)と契約を交わした後、インテルとデポルティーボ・ラ・コルーニャから魅力的なオファーがありましたけど、僕は2枚舌の男じゃありません。ユーヴェとすでに話が決まった以上、その約束を守るつもりです。

トリノとリオデジャネイロではあまりにも環境が違いすぎるよ。かつてはミューレルも、結局、サウダージ(ポルトガル語でホームシックの意味)に負けてしまったけど、君はサウダージに耐えられそうかな?

A
── 僕にとっては大きな問題じゃないですよ。フィアンセのロベルタも一緒に行くし、それに、もうすぐ(4月)、彼女との間に赤ちゃんが生まれるんです。彼女もいるし、子供もいる。ホームシックにかかるなんてことはないと思いますよ。父や母には、その気になれば、僕が会いに行くこともできるし、彼らが僕に会いに来ることだってできるしね。ビーチとサンバがないことだけが物足りないかもしれないけど、たいした問題じゃありませんよ。それに、イタリアにはカフーやザーゴ(ともにローマ)とか友達もいます。新しい友達もきっとできるだろうしね。

フィアンセのロベルタとともに。
4月には女の子が誕生する予定

ユーヴェは現在、深刻なスランプに喘いでいるよ。チャンピオンズリーグではすでに敗退しているし、リーグ戦でも苦戦を強いられているけど。

A
── スランプは一時的なものでしょう。すぐにまた、リーグ戦の主役を演ずるようになりますよ。これだけのタレントを揃えたチームですから、いつまでもスランプが続くとは考えられませんよ。ジダン、デル・ピエロ、ダーヴィッツなど、凄い顔ぶれですからね。ポジション柄、ダーヴィッツとはうまく絡んでいきたいと思っています。

ダーヴィッツとうまく絡むと言ったって、まず、ピッチに上がることが先決だよ。ユーヴェではベンチ要員ということだって十分考えられるんだから。

A
── アンチェロッティ監督の指示に従うだけです。レギュラーポジションを目指す気持ちは変わらないけど、ベンチスタートと言われれば、もちろん、指示に従うつもりです。ユーヴェ入りが決まってからユーヴェのゲームはほとんど見るようにしていますが、アンチェロッティの考えているサッカーをやる自信はあります。

もし、誰かブラジル人を一緒に連れてこい、と言われたら、誰を連れていく?

A
── 迷わず、ジュアンを連れていきますね。フラメンゴのセンターバックです。ケタ外れに強い身体能力はもちろんのこと、MFをこなせるだけのテクニックも持ち合わせています。それから、クルゼイロのFW、ジェオヴァンニもいいかな。

君の憧れの選手、あるいは、君が理想とするプレーヤーは?

A
── 僕にとっての永遠のアイドルは2人います。ジーコとアイルトン・セナ。ジーコはブラジルが生んだ最大のプレーヤーの1人だし、人間的にも素晴らしい人だと尊敬しています。「イタリアのことを知りたかったら、いつでも会いに来なさい」と言ってくれたんですよ。最高に感激しましたよ。ただ、僕自身が模範としたいのはミランのレオナルドのプレーです。彼は、イタリアに行く前は左のアウトサイドでプレーしていたんですが、最高でしたよ。イタリア人だったら、マルディーニですね。もし、マルディーニとユニフォームを交換できたら、額に入れて飾るつもりなんです。

この数カ月間、君はいろいろなことを経験したよね。ドーピング疑惑からファンの罵声。ケガもしたし、脅迫もされた。この悪夢のような生活をどうやって克服してきたの?

A
── 「信仰」と「家族」。この2つの言葉に尽きます。僕は悪いことをしたわけじゃありません。常に正直に行動してきたつもりです。だから神は僕とともにいてくれるのです。それに、家族はいつも僕を支えてくれました。もし家族がなかったら、馬鹿な行為に走っていたかもしれませんね。

これから1カ月ほどのバカンスがあるけど、何か予定はあるの?

A
── フィアンセと旅行をするつもりです。それに、ユーヴェ合流の日に備えて体を作っておかないとね。練習は欠かさないつもりです。それよりも、今晩、フラメンゴのパーティーがあるんですよ。雰囲気がよくないだけにちょっと心配なんです。何もなく無事に終わればいいんですけど……。
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