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先発メンバーとしてピッチに立つ時は? レコーバ(以下R) ―― 凄く気分がいいよ、うん。今の僕はとても充実しているよ。素晴らしい家族がいるし、信頼できる友達もいるしね。それにチームが僕のことを認めてくれることが何よりだよね。 最初から君を使っておけばよかったんだよね? R ―― 月並みな言い方だけど、そうしておけば話は簡単だったんだよ。 信頼の問題でもあるよね。バッジョ的な言い方をすれば、「信頼さえしてくれれば、大きく羽ばたく」ということかな? R ―― 調子に乗っている時は、何でもできるんだよ。失敗するかもしれないけど、とにかく挑戦してみる。以前も信頼を得られない時期があったけど、まあ、その時は短期間だったし、ゲームに出られないと言ったってほんの数試合だったからね。 数多くのもめ事以外になにか? R ―― 「レコーバは指示に従わない奴なんだ」ってよく言われたよ。でも、試合終了前の10分間だけプレ−チャンスを与えられて、ファインゴールを決めろってみんなが期待するんだから、どうしたって自分のやり方でプレーするしかないんだよ。わかるでしょう? 他に何ができる? 自分をアピールするとか。 R ―― それも随分してやったよ。自分が檻の中に入れられているって感じなくなるまで。 それはいつ頃のこと? R ―― ヴェネツィアにレンタルに出される直前かな。練習して家に帰る、といった生活の繰り返しで、くよくよ悩んでばかりで笑顔すら忘れてた頃だったな。「人生にはこんなこともあるんだ」って自分に思いこませようと努力したよ。 イタリアを離れようなんて考えなかったの? R ―― それは1度もないよ。イタリアで成功できるって確信していたから。 でも、インテルとの決別の時がやってきた。 R ―― それって契約上の話かい? とりあえず、ヴェネツィアでの出来事の話をしようよ。 R ―― ヴェネツィアを6−2(98−99シーズンの第16節)で破った翌日、ノヴェッリーノ監督がやってきてヴェネツィアでプレーしないかって誘ってくれたんだ。その時は、環境を変えたくないとか、特に途中であきらめたって印象を周りに与えたくないとか、そういうイメージは僕のキャラクターじゃなかったし……。でも、スタジアムの観客席とか、ベンチの中とか、たった12分の間に奇跡のゴールを決めるために送り出されたピッチのこととか、それまで過ごした日曜日のことを思い返していたら、「こんな生活もう嫌だ!」って思ったんだ。だから、僕はヴェネツィアに行くことを決めたんだよ。 そこで君は空高く羽ばたいた……。 R ―― あのヴェネツィアでの6カ月間、僕は本当に飛んでたよ。ノヴェッリーノ監督とは、つい1週間前にも話したんだけど、僕たちは本当にいい関係を結ぶことができたんだ。ヴェネツィアでの練習は、笑顔を通り越して、みんな笑い転げながらやっていたんだからね。 | |||
![]() 黄金の左足が好機を作り出す 度に、 レコーバの値は はね上がっていく |
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