インテルは僕にとって
住み慣れた町のようなものだし、
ここは本来僕が
居るべき場所なんだ

その後、インテルに戻るわけだけど、今でも信じられないとか?

R ―― というか、ヴェネツィアでは自分自身が重要な存在だって感じていたんだ。ところが、インテルじゃそういう気持ちになれなかった。時々自分を見失ってしまうこともあったしね。

今は自分自身を取り戻している?

R ―― うん、幸いにもね。それにしてもチームのキャプテンとしてプレーするっていう経験は、素晴らしいものだったよ。しかも24歳でだよ。あのキャプテンマークは友人のマリアーノにプレゼントしたんだ。彼はそれを額に入れて自分のオフィスに飾ってくれているんだよ。

じゃあ、インテルは今、どのくらい君に“ぶら下がって”いると思っている?

R ―― インテルが僕に大きな信頼を寄せてくれるって考えるのは、悪い気はしないよ。もちろん自惚れじゃなくてね。インテルは僕にとって住み慣れた町のようなものだし、ここは本来僕が居るべき場所なんだ。とても気に入ってるよ。マルコに、いやタルデッリ監督に怒鳴られるのも悪くないって思っている。なぜって彼は僕が成長することを望んでいるし、僕に対する評価をマスコミに言う前にまず僕に伝えてくれるしね。それに、少なくとも彼は礼儀をわきまえているし、周りの人間を尊重してくれるからね。それまでの監督は僕に話しもせず、好き勝手にやっていたんだから。

それじゃあ、これまでの監督を1人ずつ、良いところと悪いところを挙げてもらえるかな? まずはシモーニから。

R ―― 良いところは、まず品行方正でいつもニコニコしているところ。まあ、ちょっと人が良すぎるかもしれないけどね。当時のメンバーに対しては、もしかしたらもっと厳しい態度をとるべきだったかもしれないよね。悪いところ? 僕を試合で使ってくれなかったところかな(笑)。

じゃあ、ルチェスクは?

R ―― 僕にサイドバックをやらせようとしたんだぜ。それだけで十分だろ?

最後にリッピは?

R ―― 最終的には、試合でたくさん使ってくれたよ。まあ、朝から晩までずっと後をつけられて怒鳴られてばかりだったけどね。でも、それに関しては納得してるし、刺激として捉えていたから問題なかったけど。結局、それって僕にとってとても良いことだったわけだし。

じゃ、悪いところは?

R ―― 厳しくって閉鎖的で気むずかしそうに見えるところかな。でも、僕と2人きりで会っている時は、まったく違ったけどね。とにかく、本音を言ってしまえば、僕を試合で使ってくれる監督とはウマが合うってことだよ(笑)。

ちょっと思い出してほしいんだけど、この間の観客席からのブーイングと、ヘルシンボリとの試合(チャンピオンズリーグ)で外したPKではどちらが傷ついた?

R ―― やっぱりPKかな。というのも、ティフォージとは和解が成立したんだ。でも一時期、僕が70億、80億、90億、100億リラって調子に乗って要求しているとか、さんざん言われたことがあったんだよ。僕たちがもらえる金額ほど稼ぐことができない人たちが、こういった噂に対してどう思うか……。悪い印象を持つのは当たり前だよね。だから、僕はあの頃、どんな質問にも答えられなかったし、説明することもできなかったんだ。
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