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ブラジルとアルゼンチン間のライバル意識は
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| 今冬、マンチーニ監督のラブコールに応える形でラツィオからインテルにやって来たブラジル人のセザル |
A― 今でも少ないわけじゃないよ。僕がいて、ゼ・マリア、ジュリオ・セザル、さらに、ラツィオからセザルが加わった。ただ、僕にとっては国籍はどうでもいいこと。カンピオーネとともにプレーしたいだけさ。だから、アルゼンチン人だろうがイタリア人だろうが、そんなことはどうでもいい。代表はもちろん無理だけど、クラブチームならそれが可能になる。パスポートを見なくてもチームを構成できるんだからね。
インテルではW杯のことが話題になっているのかな?
A― もちろん! 特にブラジルとアルゼンチン間のライバル意識は“熾烈”になっているよ(笑)。相手のことを茶化し合っているんだ。そこにウルグアイも加わって賑やかなものさ。アルバロ(レコーバ)のウルグアイが予選で敗退してから、結構長い間、アルバロをからかっていたんだ。「おれたちはシーズンが終わった後に、1カ月余計に働かなきゃならないのに、お前はゆっくり休暇が取れていいな」なんて言われてマジで怒ってたよ。まあ、アルバロは心の底からドイツW杯に出場したいと思っていたからね、すごく悔しいはずだ。ウルグアイはブラジル同様、ことサッカーに関してはプライドが高い。それに、やり合っているのはアルバロだけじゃない。マテラッツィとも時々茶化し合っているんだ。と言うのも、ブラジルとイタリアは決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性があるからね。マテラッツィはおれにこう言うんだ。「なあアドリ、その時はおれがお前をマークするからな。おれたちが友達だということを忘れてプレーするつもりだから、気をつけろよ!」って言うから、「お前こそ気をつけろよ。ドリブルで抜いて無様な格好をさせてやるからな」と言い返すんだ。とにかく、インテル内にはすでにW杯ムードが漂っている。「インテルは外国人が多すぎるからまとまりがない」なんて言う人もいるけど、そんなことはない。僕らは本当のファミリーのようにまとまっている。“多国籍ファミリー”とでも言うべきかな。すごくまとまったファミリーなんだ。
W杯でブラジルの最大のライバルとなる国はどこだと思う?
A― 優勝候補と呼べるのは4チームだと見ている。ドイツ、ブラジル、イタリア、アルゼンチンの4つさ。その中で、最も注意しなければならないのは、やっぱり開催国のドイツだろうね。地の利は無視できないよ。
もっとも、ドイツはイタリアとの親善試合で1−4という無様な敗戦を喫した。
A― あの時点での負けは問題じゃない。むしろ、負けたほうがいいくらいさ。早い時点で修正すべき点が分かるほうがいいってこと。それに、ドイツ人にとって親善試合と本番は全然違うはず。ドイツ人というのは、本番になると実力以上の力を発揮する。02年の大会もそうだっただろう? ものすごいスター選手がいるわけでもなかったのに決勝まで進んだ。本番での彼らは常にチームとしてまとまるのさ。それに、今言ったように、彼らには地の利がある。
レフェリーのジャッジも彼らに味方すると思う?
A― それはないと思う。W杯だよ? そんなことがあってはいけないと思っている。それより、地元の観客の後押しがドイツにとって大きな要素となるはず。観客の声援から思わぬエネルギーが生まれるものだからね。
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