本誌記事 WebCALCiO 2002

スウェーデン代表2006年ワールドカップ出場決定!

ワールドカップ出場が決まって本当にうれしいよ。世界中の人にスウェーデンのサッカー、スウェーデンという国をアピールするのに、W杯は最高の舞台だからね。できるだけ長くドイツに滞在できるように大暴れするつもりさ! 欧州予選グループ8でターニングポイントとなったゲームは、今年9月に行われたアウェーでのハンガリー戦(1−0で勝利)。あのゲームに勝てたことで、その後の戦いを有利に進めることができたんだ。おれは予選10試合中8試合に出場して、8ゴールを決めることができた。その8本のゴールのうち最も印象に残ってるのが、ハンガリー戦でのゴールさ。そう、あの試合の勝利でスウェーデンはW杯出場へ向け、大きく前進した。でも、W杯予選は想像していた以上にきつかった。当たり前だけど、参加するすべての国がW杯に出たいと思っているからね。そういったチームを相手に簡単な試合なんて一つもない。メンタル面の準備はできていたつもりだったけど、正直、相当タフだったよ。

94年W杯でブラジルを優勝に導いたロマーリオ。イブラヒモヴィッチにとっては自国が3位になったことよりも印象に残っているという

スウェーデンは94年のW杯で3位になったことがあるんだ。あのアメリカ大会のことを覚えていないスウェーデン人はいないんじゃないかな。スウェーデンが世界の舞台で主役を演じたんだからね。あの時は本当にうれしかったさ。ただ、あの大会で最も印象に残ったのはブラジル代表のロマーリオだった。あの時のロマーリオは本当にすごかったよ。その頃、おれが何をしていたかって? あの時のおれは13歳。サッカー三昧の生活だった。他には特別挙げることはないな。普通の13歳の少年と同じ生活だよ。その後、おれは18歳の時に代表デビューしたんだ。記念すべき第1戦の相手はフェロー諸島だった。すごく緊張したことを覚えている。おれのサッカー人生で最も緊張感と充実感に包まれた瞬間だったな。


スウェーデンの英雄、ヘンリク・ラーション

バルセローナに所属するスウェーデン代表のチームメート、ヘンリク・ラーションと知り合ってから、もう4年くらい経つかな。彼は第一印象から最高だった。最初からすごくいい人という感じだったし、その後、その印象は変わっていない。人間的にも選手としても最高の人だよ。ラーションのテクニックは最高さ。それに国際経験の豊富さがプラスされているんだ。彼と一緒にプレーすると、すべてが楽になる感じがする。そう、すべてがスムーズに行くのさ。彼が代表復帰してくれて本当によかったよ。

だけど、すごいことだよね。1人の選手を代表に復帰させるための署名運動が行われるなんて、普通だったら考えられないことさ。でも、実際に02年W杯後、代表チームから退いていたラーションを呼び戻そうとスウェーデン国民が署名活動を行った。もっとも、おれは署名運動がなかったとしても戻ってきてくれると信じていたけどね。おれも署名したかって? いや、おれが署名する必要はなかったよ。国民の署名が十分に集まっていたからね。ラーションは、おれのことを「いつか彼は世界最高の選手になる」と誉めてくれたらしいんだ。彼のような偉大なプレーヤーにそう言われるのは本当に光栄なことだね。ラーションは人を見る目もしっかりしているから、彼の言うことならそのまま受け取れるんだ。だから、彼がそう言ってくれるなんて、最高の気分だよ!

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