本誌記事 WebCALCiO 2002

僕らの愛が結ばれる時が
ようやく訪れたんだ

リッキー、これが2006年最初のインタビューになる。何を一番先に話したい?

2年間の遠距離恋愛の末、昨年12月23日、カロリーネ嬢と結婚式を挙げた

カカー(以下K)― そうだね。まずはカロリーネとの結婚のことから話そう。この話なら僕自身が幸せな気分になれるからね。2人とも早く結婚式を迎えたいと思っていたんだ。この結婚は、2人にとって人生における一つの区切りになるだろう。この2年間は思うように会えなくて本当に辛い日々が続いていたんだ。ミラノと彼女の住むサンパウロで遠距離恋愛をしていたからね。一緒に住むようになったのはつい最近のことなんだ。カロリーネはまだ学校に行っていたし、実家を離れてミラノで暮らすにはまだ若過ぎた。でも、今はすべてがうまくいっているよ。僕らの愛が結ばれる時がようやく訪れたんだ。ファースト・ベイビーはいつになるかって? そんな先にはならないと思うよ。「たくさん子供が欲しいね」って2人でよく話しているんだ。とにかく、楽しい家庭を作りたいな。

プライベートは充実していたようだね。では、仕事の面はどうだった? 05年のミランは、選手にとってもファンにとっても、“最高”とは言えない1年となってしまった。

K― シーズン序盤戦だけを見ればそうだっただろうね。でも、後半戦になれば流れが変わることもあるから、それほど深刻には考えていないんだ。昨シーズンの僕らは、前半戦で良い成績を収めたけど、シーズン終盤の1カ月で手痛い敗戦を次々と食らってすべてを台無しにしてしまった。もしかしたら、今シーズンはその逆で、後半戦で良い結果を収めることができるかもしれない。

不調だった前半戦の最大の原因は何だったと思う?

K― 継続性のなさだろう。前半戦のミランは、サン・シーロでは良い戦いができるのに、アウェーでの戦いに安定感がなさすぎた。不用意な失点を許してしまい、そのまま反撃できずに勝ち点を取りこぼすことが多すぎたんだ。ただ、「今シーズンのミランには集中力がない」という声を聞くけど、そうは思っていない。僕らはしっかりと準備をしてゲームに臨んでいるし、一人ひとりが自分の役割を自覚しながら戦っている。問題はその成果がなかなか出ないということなんだ。

アウェーでは君自身もかなり苦戦しているよね?

K― そうだね。前線の選手にとってはアウェーのほうが戦いやすいはずなのにね。相手が攻撃を仕掛けてくるから、相手DFの背後にスペースが生まれるんだ。でも、今シーズンは僕たちが相手にスペースを与えてしまっている。理由かい? 恐らく、アウェーで引き気味に戦っているということだろうね。そうなってしまうと、当然、僕らの攻撃の機会が減ってくるんだ。

この不幸なシーズンの責任は誰にあるのだろう?

K― 責任はチーム全体のものさ。ただ、何が悪いのか僕らにも分からないんだ。「どうしてこうなってしまうのか?」と、いつも自分たちに問いかけるんだけど、なかなかその答えが見つからないんだ。

今シーズン終了後にはドイツ・ワールドカップがあるけど、それが君たちのプレーに悪影響を与えているのでは?

K― そんなことないよ。なぜなら、ヨーロッパの一流クラブは、どこもW杯に出場する選手を多く抱えている。
アンチェロッティ監督も今シーズンのミランに頭を悩ませている
ユーヴェ、インテル、チェルシー、バルセローナ、レアル・マドリー……。 どのクラブも各国の代表選手の宝庫だ。 もし、それが原因だったとしたら、すべてのクラブに影響が出ていなければおかしいはずさ。 どんなクラブにだって、不調の時はあるし、ミスが出る時だってあるよ。 どうしてみんなそれが分からないのか僕には不思議だよ。 ミランの調子が良い時に、「ユーヴェは欠点ばかりのクラブだ」なんて言った人がいたかい?  今シーズンのユーヴェが独走している理由は、すべてが彼らにとって有利に回っているというだけのことさ。

ミランの逆転優勝をまだ信じている?

K― 客観的に見てかなり難しいだろうね。その件については、クリスマス休み明けの2、3試合の結果を見てから話そう。ユーヴェのペースが落ちてくるかどうかがポイントとなるだろうね。チャンピオンズリーグが再開する2月、もしくは、アウェーでの直接対決までには、最低でも勝ち点4、5くらいまで詰めておきたいね。そうなればチャンスは出てくると思う。ただ、インテルとフィオレンティーナだってこのまま黙ってはいないだろうから、彼らがユーヴェ相手に頑張ってくれれば、僕らの希望はさらに大きなものになるはずだ。

普段は温厚なカカーだが、インテル戦ではベロンの激しいチャージに怒りをあらわに。 それだけダービーにかける思いが強いのだろう
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