本誌記事 WebCALCiO 2002
スクデット獲得の可能性が遠のいた今、チームはチャンピオンズリーグのタイトルに照準を合わせている

セリエAではユヴェントスが独走体制を築いている。今や、ミランの逆転優勝の可能性は限りなく低くなったと言わざるを得ない。しかし、“赤い悪魔”のシーズンはまだ終わったわけではない。彼らにはまだチャンピオンズリーグ制覇という“より現実的な夢”が残されているのだ。決勝トーナメント1回戦の相手はドイツの名門、バイエルン・ミュンヘン。決して楽な相手とは言えないが、過去のデータはミラン優位を伝えている。前身のチャンピオンズカップも含め、両チームはこの大会で3度顔を合わせている。そして、そのすべてでミランが勝利を収めているのだ。しかも、その3大会で優勝を飾ったのはいずれもミランという、ミラニスタにとってはこれ以上ないほど縁起の良いデータが残っているのである。いずれにせよ、バイエルンとの戦いを乗り切れば、ミランの優勝の可能性はさらに大きくなるということだ。

ミラニスタの心配の種は、今シーズン、好不調の波があまりに激しいこと。ユーヴェ、あるいはインテルと比べても、その足取りはかなり不安定である。確かに、ユーヴェとの直接対決でのパフォーマンスは素晴らしかった。しかし、今シーズンのミランはファンを失望させるような試合があまりにも多すぎる。これでは首位ユーヴェに10ポイント近く差をつけられても仕方がないだろう。今のミランが再びスクデット争いに加わるためには、文字どおり、奇跡が起こるのを待つしかないのだ。

そんな中にあっても、ミランの新しいシンボル、カカーはすこぶる好調だ。おそらく、昨年の暮れに結婚したことで気持ちが充実しているのだろう。年明けの試合から、すぐに彼らしいゴールとアシストを連発している。もしカカーが今の調子を維持できれば、ミランが前代未聞の奇跡を起こすことも不可能ではないかもしれない。

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