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| 第33節キエーヴォ戦でセリエAでは初のハットトリックを記録。また、自身のセリエAシーズン最多得点数も更新した |
彼らにとってのW杯開幕は6月13日である。夜の9時、前回覇者で今大会の大本命ブラジルがベルリンのピッチに上がる。カンピオーネ揃いのブラジルには、世界最強のストライカーであるロナウド、キャプテンのカフー、2年連続でFIFA最優秀選手に選ばれたロナウジーニョ、衰えを知らないロベルト・カルロスがいる。そして、今大会はスター軍団のセレソンに若き“フェノーメノ”(怪物)、カカーが主力として加わる。彼は前大会、23名の枠に滑り込んでいた。だが、W杯のピッチに立っていたのはコスタリカ戦のわずか19分間のみ。ブラジルの5回目の世界制覇の瞬間をベンチから見ていたのである。その後の4年間で彼は一気に世界の頂点へと駆け上がった。人気、実力とも今や“セレソンの顔”と呼ばれるまでに成長したのだ。実力面は言うまでもないが、人気面でもロナウジーニョ、ロナウドに迫る勢いである。
カカーのトレードマークはその笑顔である。ロナウドの“出っ歯”が一時代を作り、現在はロナウジーニョの“出っ歯”が時代を牽引している。2人の“ロナウド”はコミカルなイメージだったが、カカーは美しさを持ち味としているのだ。週刊誌の表紙を飾る彼の“笑顔”は女性ファンを引きつけてやまない。
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