【パフォーマンス2 “悪しき例”】
喜びを爆発させるのは結構なことである。 だが、感情に流されすぎると、それが過剰なパフォーマンスになる危険性も含んでいる。 至福の瞬間に、喜びに浸るのはいいことである。 しかし、その15分後にはひどく後悔することもあるのが我々の人生なのである。 望んでいなかった赤ん坊が誕生してしまうのも人生、そして、喜びが怒りを引き起こすのも人生なのだ。 

リヴァプールから最近リーズに移籍したセンターフォワード、ロビー・ファウラーのゴールパフォーマンスが悪しき例の筆頭格と言えるだろう。 彼はゴールを決めた後、ゴールラインに顔を近づけ犬のように鼻で“くんくん”嗅いでみせたのだ。 この下品な行為で彼は数試合の出場停止処分を受けることになった。 ファウラーの行為は、ある意味では、マッツォーネがロンバルディーア・ダービーで取った行為に通ずるかもしれない。 アタランタサポーターの野次に怒り狂って、揚げ句の果てには、アタランタのクルヴァに駆け寄り怒鳴り返したマッツォーネ。 ファウラー同様、マッツォーネも、品格を欠いた行為という理由で、数試合、指揮権停止の処分を受けている。 

ファウラーのパフォーマンスは“悪しき例”の代表作だ

“CORNA”(注:コルナ、人差し指と小指を立てて相手に向けること。 最大の侮辱行為)も以前はしばしば見られた下品な行為の一つだ。 85−86シーズン、パオロ・ディ・カーニオ(注:当時ラツィオに在籍)がローマ戦でゴールを決めた後、ローマのクルヴァに対して“コルナ”をして、大騒ぎになった。 その数年前にも、ジョルジョ・キナーリア(注:当時ラツィオ)がナポリのスタジアム、サン・パオロの観客に対して数回コルナをして、やはり議論を巻き起こしていた。 最近では、フランチェスコ・トッティがユニフォームの下に、“Vi ho purgato ancora”(お前たちにまた浣腸してやったぜ)と書かれたシャツを身に付け、勝利の瞬間にそれを観客に示したことが大論争を呼んだ。

議論を巻き起こした
「お前たちにまた浣腸したぜ」シャツ
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