| バルセローナの町を去る時はすごく悲しかったよ。 ファンは僕を愛してくれていたし、僕も彼らを愛していたんだ リヴァウド、ミラノとミラネッロの印象を聞かせてくれないか。 リヴァウド(以下R) ―― 期待されているというのは最高な気分だね。ファンに期待されていると感じることは重要なことなんだ。練習初日から、ファンの歓迎ぶりには感動すら覚えたよ。熱い気持ちを感じたさ。ミランは偉大なるチームだ。僕のサッカー人生において、ミランでプレーすることは大きな意味を持っているんだよ。スペインではリーガのタイトルを2回手にした。もちろん、セリエAでもスクデットを手にしたいと願っている。セリエAはブラジルにいた頃からTVでよく観ていて、僕の憧れのリーグだったんだ。 バルセローナは君との契約を破棄した。素晴らしいテクニックを持ち、また、カリスマ性あふれるプレーヤーであり、年齢的にも今が“旬”のプレーヤーである君を、バルサはなぜ手放したのかな? R ―― 昨シーズン、バルサは何をやっても手詰まりな状態だった。僕自身にとっても、チームにとっても最低のシーズンだったんだ。結果として、僕を手放すことがクラブにとっても僕自身にとっても最良の方法だと考えたんだと思う。 噂では、ファン・ハールがバルサの監督として戻ってきたからだと聞いているが……以前から君は、ファン・ハールとはうまくいっていなかったからね。 R ―― そう、彼の下では幸せな気分でプレーすることはできなかっただろうね。バルサは、僕とファン・ハールのどちらを取るかという選択を迫られた時、ファン・ハールを取った、それだけのことさ。最終決定を下したのはクラブ側なんだ。だから、僕はクラブを出るしかなかった。バルセローナの町を離れる時はすごく悲しかったよ。ファンは僕を愛してくれていたし、僕も彼らを愛していたんだ。 君はW杯を前にして、バルサでは“手抜き”をしていた、なんていう噂も聞いたんだが……本当はどうだったの? R ―― ドクターに聞いてもらえればわかることさ。痛み止めの注射のおかげでプレーできていたようなものだった。痛みもすごかったんだ。サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦の前もそうだった。痛みは激しかったけれど、「プレーしても構わない」と僕のほうから言ったんだ。そうしたら、ドクターが「無理させるな。今プレーしたら取り返しのつかないことになる」と監督に言ったんだよ。膝の痛みはW杯期間中もあった。決勝のドイツ戦の時も痛みを感じていた。ただ、痛み止めの注射を打つほどではなかったけどね。W杯では痛み止め薬を飲んでプレーしたんだよ。
R ―― レアル・マドリーに行くという話もあった。実際、具体的なオファーもあったよ。ただ、ミランのオファーのほうが良い条件だったということさ。 ブラジルをW杯優勝に導いた男に相応しい条件を提示してくれたのかな? R ―― レアル以外にもオファーはあった。ただ、ミランの動きが早かったというか、やり方が賢かったというか……ミランが提示してくれた条件は、もちろん、満足できるものだった。当然、僕もミランのオファーを真剣に検討したよ。そう、W杯を制した男に相応しい条件を提示してくれたんだ。 ミランから誘われたのは初めてじゃないよね? R ―― ちょうど2年前にも具体的なオファーがあったよ。あの時点でミラン入りはほぼ決まりというところまで行ったんだ。でも、最終的には、バルサが僕を手放してくれなかった。今回の状況はあの時とは全く違うものだったよ。バルサとの契約が破棄された直後に、ミランからオファーがあったんだ。「僕の能力を信じてくれている」という印象を受けた。ミランはプロの集団だよ。選手のモティベーションを重視しているんだ。 | ||
| 2 / 5 |