文●ジャンカルロ・ミリオーラ Text by Giancarlo MIGLIOLA
写真●グエリン・スポルティーヴォ Photo by GUERIN SPORTIVO
昨シーズン、ラツィオという名の“ワシ”は嵐の中をさまよっていた。
だが今シーズン、“ワシ”は力強く羽ばたく。
マンチーニを先頭に、“新たなワシ”が飛び立つのである。
 最悪の状況に陥っていたが、ある瞬間に流れが変わり、事態が好転するのは人生によくあることだ。これは人生だけでなく、複雑なサッカーの世界にも当てはまる。

 つい先日まで、アクイロッティ(子ワシの意味。ラツィオのニックネーム)は嵐の中をさまよっていた。クラブは赤字経営に苦しみ、ロッカールームの雰囲気は悪く、スタンドのファンからは罵声を浴びせられていた。

 だが、もはや嵐は過ぎ去った。新監督にマンチーニを招聘したことで、すべてが良い方向に動き出した。クラブはプライドを取り戻し、チームには団結力が生まれた。そして何より、ファンはマンチーニへ異常なほどの愛情を注いでいる。

 マンチーニに率いられた“新たなワシ”は、今、雲一つない大空を舞っているのだ。
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