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| インタビュー・文●ルイージ・ロニョーニ Interview
and text by Luigi ROGNONI 写真●兼子愼一郎 Photo by Shin-ichiro KANEKO |
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| “チーノ”(レコーバの愛称、スペイン語で中国人の意味。切れ長の目に由来)――アルバロ・レコーバは、身体的にも精神的にも成熟した。もはや、98年1月のエンポリ戦でインテリスタを狂喜乱舞させたように、ハーフウェーライン近くから左足でロングシュートを叩き込むような、独善的で気まぐれな若者ではない。また、中盤でボールをこねくり回し自らのテクニックに溺れる若者でも、無意味なスタンドプレーで自己陶酔にふける若者でもない。今シーズンは、イタリアに舞台を移してから6度目のシーズンである。その年月の間に、大きな成長を遂げたレコーバは、26歳の若さにして、すでにインテルの中心選手として君臨しているのである。 ロナウドが去った現在のインテルでは、レコーバが攻撃陣の技術面を担う。パワーのあるクリスティアン・ヴィエリ、ゴールへの嗅覚が鋭いエルナン・クレスポに対し、抜群のテクニックを誇るアルバロ・レコーバは、インテルのアーティストと呼ばれてしかるべき存在である。ロナウドが去ったインテルにあって、チームの長所、短所を最も端的に表しているのも、レコーバである。彼は、飾り気がなく、純粋で、本能的な言葉で語る。ロナウドに比べれば、彼の発言には圧倒的なイメージが欠けているかもしれない。しかし、多くのインテリスタが彼の意表を突く発言に惹かれていることは確かである。多くのインテリスタにとって、ロナウドの後継者はレコーバなのだ。 レコーバのセットプレーはインテル最大の武器である。エレーニオ・エレーラの“偉大なるインテル”には“左足の神話”と言われるマリオ・コルソがいた。そして今、レコーバが、そのマリオ・コルソの正当なる後継者と見なされている。エリア付近のFKやCKは、観客からレコーバに熱い視線が注がれる瞬間である。相手GKはレコーバの左足に最大の恐怖を抱いている。彼の左足から放たれるボールはスピードに乗り、鮮やかな弧を描き、ゴールネットを揺らす……。 レコーバは家族と共にコモ湖畔に住んでいる。11月の初め、レコーバの妻はミラノ市内に靴と革製品を扱うブティックをオープンさせた。これは、レコーバの「インテルでプレーし続ける。ミラノを離れる気持ちはない」という意志の表れなのだろうか。 チャンピオンズリーグを戦うために、オランダの運河の地、アムステルダムを訪れたインテルは、アヤックスを下し、無事1次リーグ突破を決めた。その翌日、レコーバは、『CALCIO 2002』読者に向けて、飾り気がなく、純粋で、本能的な言葉で語り出した。 |
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